川でも湖でも、釣りのポイントに入るために、急な斜面を降りなければならないことがよくあります。
「崖下」なんてポイント名が付いていることもあるくらいで、場所によっては慎重に降りないと危険な場所もあります。
しかし、こういったポイントでも有名な場所には、誰かがロープを設置していたりして、意外と快適に登り降りすることができたりします。
もちろん、そういったロープを使うとき、しっかりと固定されているか、千切れたりしないかを確認する必要はありますが、このロープのお陰で助かることは多いのです。
それにしても、ロープを設置する人というのは、一体どういった人なのでしょうかね?
こういったロープは、無ければ無いでも大丈夫なものですし、釣りは問題無くできるのです。
そんな「あれば便利だけれど無くても大丈夫なもの」を、わざわざ時間と手間をかけて設置しているのですから、相当マメな人なのでしょうか。
それとも、高齢とか肥満とかで、かなり体力面でハンデのありポイントへの登り降りが困難な釣り人が、どうしてもそのポイントで釣りがしたいために、苦労してでも設置したものなのでしょうか。
いずれにしても、釣りをする時間を犠牲にしてまで、ロープを設置しているとは、本当に頭が下がります。
私は、お寺や神社なんかにお賽銭を入れるのはバカらしいことだと思いますが、こういったロープの横に賽銭箱みたいな物があったら、小銭を入れてもいい気がします。
それくらい有難いものですし、釣り人にとっては寺や神社の神や仏だなんても嘘くさいものよりも、ずっと自分の人生を助けてくれるものなのですから。