釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

モンゴル

さよならだけが人生だ。

ビジネス寺を出たら、交通事故寸前な感じのタクシーに乗り込み、有名な町の中心部のデパートに向かった。 「このデパートの周りは、スリだらけだ」というようなことが、地球の歩き方には書いてあるが、まあ普通の感じの平和なデパートだ。 売っているものも…

ビジネス寺へ。

荷物を受け取り、国内線の到着口を出ると、懐かしい案内のお姉さんが待っていてくれた。 「あなたも一緒に来なさい。ここに残りたかったら残ってもいいけど。」 今日の飛行機で帰るのは僕だけであり、その飛行機までも10時間ほどあったので、お姉さんに言わ…

まだまだ旅は続く。

「おい、見てくれ、これがモンゴルだ」と、笑いながらルームメートが言う。 のんびりと起きて、シャワールームのドアを開けると、ドアのガラス窓が外れてきたのである。危ないので、ビニールテープで、軽くとめておく。 「おい、まただ」と、テープを貼って…

お尻の受難は続く。

うつ伏せでお尻をかばい続けたまま朝6時を向かえると、いつの間にか目の前には車が集結していた。 3台の車に分乗して、今まで一緒に暮らしてきた釣り仲間と調理のおばちゃんとお姉さんとで帰ることになる。 車に荷物を積んでいると、朝食用のサンドウィッチ…

カメラレンズとお尻。

人間を乗せている馬が7頭と、乗せていない馬が3頭、マラソンの集団のように、立ち位置を変えながら、野を越え山を越えて進んでいく。 来る時には、ラフティングで半日かかった距離だが、それは途中で釣りをしながら来たので、どれくらい距離があったのか、…

今日の日はさようなら。

夜明け頃、何度も飲み仲間が部屋のドアを開けて、ルームメートを起こしにくる。どうやら二人で最後の釣りに出かける約束をしていたらしく、しばらくバタバタとしてから出かけていった。 このタイミングで僕も釣りに行けば良かったのだが、どうにもやる気が起…

今宵の月のように輝かない。

いつまでも続くような気がしていた、ここでの釣りももうすぐ終わりだ。 明日の午後には、このキャンプから全員撤退すると言う。当初の予定では、あさっての早朝だった気がするが、まあ気にしないでおこう。 つまり、夕方に釣りができるのは、今日で最後なの…

peaceful easy feeling.

どうにも早朝に布団から抜け出すのが難しくなってきた。目を覚まして、釣りに行こうとは思うのだが、疲れと「どうせ釣れない」という諦めから、起き上がりもできなくなる。 そうしているうちに、すっかり日が上ってしまったので、カンカン照りになる前の一時…

初めてまともに釣りをする。

最後に釣りをしてから、48時間以上がたったので、夕飯の後に釣りに行くことにした。 「今夜は対岸にラフティングで行って釣りをするから、一緒に行かないか」と、ルームメートは誘ってくる。対岸に行くにはどうしても、水の中に入ったり、崖を登らなくてはな…

ここで終わりにするか。

飲んで寝ていただけで一日を終えた次の日。 そろそろ釣りに行きたくて仕方がなってきたが、昼間は暑いだけで、ここで動くのは、無駄に体力を消費するし、足の傷にも良くないので、あまり賢明ではない。よって今日も、ひたすら涼しい部屋の中で昼寝をするだけ…

そして誰も釣らなくなった。

釣りをする気はなくても、早朝には目が覚めてしまう。屋根に雨が打ち付ける音が、一人っきりの部屋の中に響いている。夜中から降り続けている気がしたので、これは帰ってきて正解だったのかもしれないな、と思いながら、また眠りにつく。 しばらくたって、ま…

二日間釣り禁止令。

ちょろちょろと流れるシャワーを浴びたら、さっそくベンチでの酒盛りに加わる。 まずは、足の傷を医者であるハンサム君のお父様に診察してもらう。「これは、最低でも二日間、靴を履いても釣りに行ってもいけない」と、厳しい診断を受ける。一緒に帰ってきて…

ビーサンでタイガの森を踏破すること。

釣りにも飽きてしまい、また木陰で虫に喰われながら、ゴロゴロする時間が始まる。まだ帰り道の半分も来てないのだし、動き出した方が良い気もするけれど、夜の9時過ぎまでは充分に明るいので、そう急ぐ必要もない気もする。 午後3時近くになって、ようやく出…

ビーサンフィッシング。

川岸の木陰に荷物を放り投げ、お疲れのメンバー全員がバラバラに寝転んでいると、「本当に今日帰りたいか?」と、ハンサム君が確認をしてきた。 なんだか悪い気もするが、急に予定を変更してきたのは向こうなのだし、遠慮なく帰ることにする。ハンサム君の父親…

サムライスタイル。

相談が終わると、ハンサム君が改まった表情で、僕に話をしにやってきた。 なんでも、帰る途中でテントを張り、もう1泊して夜と朝釣りをしていかないか、というものだった。 それは良い釣りのチャンスになるだろうが、もう僕は足が痛くてウェーダーを履く気…

歩いて帰ろう。

寒さで途中に目を覚ますこともなく、すぐに4時をになる。寒くないのは、考えてみれば当然なのだ。小屋が少しボロいというだけで、いつも寝ている環境と大差がないのだから。 朝マズメにもうひと勝負と思っていたが、なかなか一歩が踏み出せない。足の踵の傷…

魚をバラすための道具。

タイメンをリリースし終わると、キープしていたレノックを、ハンサム君の父親が料理し出した。 スープと焼いたものと2品も作ってくれたのだが、味付けが素晴らしく、どちらも絶品だった。結構サイズの良い魚ばかりで、メンバーでは食べきれないほどの量があ…

今夜が山だ。

小屋の前で火を起こしたり、停まる準備をしていると、山の中から馬を引き連れたモンゴル人スタッフがやってきた。馬にはいくらかの酒やキャンプ道具などが載せてあったが、ボートを回収して運ぶのが一番の役目らしかった。 焚き火の周りでくつろいでいると、…

24時間ぶり。

夕方4時に食堂に昼御飯を食べに行くと、おばさんが「あなた、久しぶりじゃない!大丈夫?」というような感じで声をかけてくる。昨日の夜御飯も朝も食べていないので、よくよく考えてみると24時間ぶりの食事だった。 おばさんは、頼まなくても、スープを何杯も…

灼熱のボウズ。

すっかり酔いもさめて、喉がカラカラになって目覚めた朝。「今日こそは昼間は釣りに行かないで、酒も飲み過ぎず、夕方の釣りに集中するのだ」と決心を固めながら、ベッドでゴロゴロとしていた。 しかし、ルームメイトが8時過ぎに起きて、ちょっと上流にフラ…

新しい国ができた、人口わずか12人。

酔い潰れてチャンスを逃すなど、かなり釣りに対して投げやりになってきたこのあたりで、このキャンプ地での暮らしぶりについて、少し説明しておこうと思う。 このキャンプ地には、寝室となる小屋がいくつか、食堂とシャワールームと洗面台がある建物、倉庫ら…

武士道とチャイニーズスープ。

もう身体が干からびてしまうほどの、無駄に体力を消耗しただけの釣りから帰ってきて、早速涼しい部屋の中で昼寝をしようと思ったが、屋外のベンチで行われていた他の部屋のメンバーの酒盛りに誘われて、ついつい乗ってしまう。 炎天下の下、ビールとウォッカ…

馬に乗って釣りに行くこと。

しっかりと睡眠をとって目覚めてみたものの、今日もルームメイトはなかなか起きない。起きたと思ったら、コーヒーを飲もうと言い出し、食堂へ。ついさっきまで、他の部屋の方々が飲み明かしていたらしく、テーブルの上には、酒の空瓶が散乱している。つまり…

夜釣りよ、今夜もありがとう。

「今日の夕方は釣りに行かないで、明日の朝早く釣りに行かないか?」昼寝を終えて、夜8時に夕食を終えた後、ルームメイトがそう提案してきた。 夕方の釣りとは言っても、釣れるのは暗くなった10時過ぎで、ほぼ夜釣りだ。夜釣りは、写真が撮りにくいし、日本で…

寝起き3分でラフティング。

「明日の朝は5時に釣りに行こう」とルームメイトが言ったので、翌朝はその時間に起きてみたものの、ルームメイトはなかなか起きない。隣の部屋のハンサム君達は、起きているようなので、もう部屋から出て、釣りの準備をした。 ダウンのシャツを着て、ニット帽…

異常気象!?

それにしても、暑すぎやしないか。今さらながら、昨日からの日中の行動を振り返りながら、僕は思っていた。 今は6月の中旬だ。ここは、近くの山の頂に白い雪が見えるほど、標高の高い場所で、周囲をタイガの森に囲まれている。 まだ春と言ってもいいばすの…

記録更新。

翌朝、目を覚ましてみても、誰も目を覚ます気配はない。 8時過ぎにルームメイトが目を覚まして、朝食をとることにした。こんな風に、食事の時間は、人によってバラバラで、めちゃくちゃなのだから、その支度をするおばさん達は大変だろう。 多少、釣りの話を…

ラクダさん、どうもありがとう。

夜8時を過ぎて陽が傾き始めた頃、荷物と酒類を満載したラクダが到着して、キャンプに歓声が響き渡る。 酒は皆さんにとって命の水のようなものであるからか、運んできてくれたラクダ達を、しきりに労っていた。 そうこうするうちに、「ご飯だよー」と食堂から…

めんどくさい川。

さて、ファイト一発激流に漕ぎ出してみたわけだけれど、どんどんと川を下っていくわけでもなく、ちょこちょこと船を岸につけては、釣りをしていくことになる。 強い流れの中を歩くのも、その中を釣るのも、正直言って、めんどくさいので、「今日は何も釣れな…

ブルジョアとファイト一発。

新しい朝が来た。希望の朝だが、誰一人として目を覚ます気配がない。 まだここが目的地ではないのだから、さっさと先に行こうぜ!という気がしないでもないのだけれども、我々には時間はいくらでもあるし、先を急ぐようなちんけな旅でもないのだ。 一番疲れ…