釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

まだまだ旅は続く。

「おい、見てくれ、これがモンゴルだ」
と、笑いながらルームメートが言う。

のんびりと起きて、シャワールームのドアを開けると、ドアのガラス窓が外れてきたのである。
危ないので、ビニールテープで、軽くとめておく。

「おい、まただ」
と、テープを貼っているそばから、ルームメートがまた笑っている。
今度は洗面台の上にあった棚が、ガラゴロと崩壊していた。

パッと見は小綺麗なホテルなのだが、所々では遊びを忘れていないようだ。

そんなことをしているうちに、ドライバーが部屋までやって来て、「もう行くぞ、行くぞ」と急かしてくる。遊んでいる余裕は無かったのかもしれない。

 

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10分ほど、車を飛ばして空港へ。
すでに他のメンバーも到着しているし、行きにこの空港で別れた他の川に行ったお仲間も到着していた。

 

数週間前に到着した時とは違うのは、空港に居る客層だった。
行きは9割が釣り人だったが、今はもう我々以外には釣り人はいないようだった。
代わってびっしりと空港を埋め尽くしているのは、欧米やアジアからの観光客だった。
もう七月も近いので、すっかり観光シーズンになったようだ。f:id:nyandaro:20180809112906j:plain

この空港には、なんとガイドの奥さんが働いていたのだが、羨ましいくらいめちゃくちゃ美人である。今度会ったら、「あんたの奥さん、めちゃくちゃ美人だな!」と言おうと決めておく。

 

 

何があったのか、搭乗を待つ部屋のガラス窓が外れてぶっ飛んでいたが、そこから歩いて飛行機に乗る。f:id:nyandaro:20180809112946j:plain

隣は中国のイケメンの若者だし、通路の向こうは女の子が二人のアメリカ人のファミリーだ。完全に観光客に囲まれると、薄汚れて日焼けした釣り人の自分は異様な存在に思えてくる。

 

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無事に午後14時過ぎにウランバートルに到着。
他の人々は、一泊してから帰るらしいが、僕は今夜遅くの飛行機で帰る。

このまま直ぐにでも帰りたいの気分なのだが、そういうわけにもいかず、ここからがなかなか気の重い時間の始まりなのである。