釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

「山立て」という原始的なテクニック。

釣りをする時には、釣れる場所をピンポイントで把握しておくことが、とても大切です。

川でも湖でも海でも、「いつも釣れるのは調度この位置だ」ということは多いですし、その位置から数歩ズレただけでも釣れないということもあります。

ですから、こういったピンポイントをしっかり覚えておき、水位や潮位が変わっても同じ場所で釣りをできるようにしておくと、釣果に恵まれることが多くなります。

 

このような釣りのピンポイントの把握には、今時だったらGPSでも使用するのが良いのかもしれませんが、昔ながらの「山立て」という方法もなかなか便利です。

山立てとは、覚えておきたい地点から、遠くに見える山や建物などの位置を記憶しておくことにより、同じ場所を把握する方法です。

「あの山のあの部分が、これくらい見える場所だ」と覚えておき、また同じように見える場所に来れば、同じ場所で釣れるという仕組みです。
山などの目印が複数あれば、より正確に場所を把握することができます。

 

非常に原始的な方法ですが、何の道具も必要としませんし、魚が釣れた時にただその場所から見える景色を覚えておけば良いだけですから、誰でも簡単にできて、非常に有効なテクニックです。

そうして覚えた場所は、その日の内にもう一度釣っても良い結果が得られることがありますし、数年後に来た時だって釣れる可能性もあります。
特に、山は動きませんから、木や岩などの意外と形や場所が変わりがちな小さな目印と比べると、長期的にポイントを覚えておくのに向いているかもしれません。

 

「この位置で釣れるんだよな」という場所を知っていると、ちょっとは自信を持って前向きに釣りに臨めるようになりますし、迷いが無いだけでも釣果アップに繋がると思います。
魚が釣れた時は、周囲の景色を覚えておくことを忘れないようにしてみましょう。