横浜のフィッシングショーが改名され、昨年から「釣りフェスティバル」なるものが開催されるようになったわけですが、第2回目の今年はオンラインで開催されるようです。
まあ、世の中がコロナ禍のこの状況で、釣り人の中でも民度と知能の低そうな人々が集まるあのようなイベントを開催するのは、危険でしかないわけで、こうなったのは当然と言えるでしょう。
せっかく釣りが微妙に流行してきたというタイミングだというのに、このチャンスに開催できないなんて、釣り業界には「残年でしたね」と声をかけてあげたい気分です。
そもそも私は、ああいった頭の悪そうな釣り具の展示会のようなものには否定的だったのですが、オンライン開催となると、もう「やる意味あるのか?」と呆れそうになってきてしまいます。
映像では存在意義がなくなってしまう。
フィッシングショー的なものの開催の主目的は、出展している会社の商品をアピールすることでしょう。
「商品を実際に目で見たり手に触れることができる」というのが、展示会の最大の魅力と利点だったはずです。
これをオンライン開催にしてしまったら、もう何の意味もないでしょう。
今の時代なら、どんな会社でも動画を公開でき、製品の宣伝はできるわけですから、わざわざオンラインの釣りフェスで出さなくても、同じようなことはいつでもできるわけです。
自社で公開するよりも多少の宣伝効果はあるかもしれませんが、釣りフェスをオンラインで見るほどの熱心な釣り具好きなら、常に様々な会社の製品にアンテナを張り巡らしているはずですから、そういった人の目に触れる機会は、自社で動画をアップするだけでも、そう変わらないのではないでしょうか。
展示会のもう1つの目玉として、有名な釣り人がトークショーといったもので製品をアピールすることがありますが、あれだって各社が好きな時に好きなだけ動画をアップすればよいわけで、わざわざオンライン開催の展示会で流す必要はないはずです。
これに至っては、視聴期間の限られた配信よりも、普通に動画をアップしただけのほうが、視聴されるチャンスは増えるくらいかもしれません。
それから、基本的にああいったものに出演する人々は、話が下手くそで、論理的なスピーチはできませんから、配信するより録画して編集して動画をアップした方が、少しはまともなものになるのではないでしょうか。
まあ、そもそもあんな滅茶苦茶なトークショーなどを有り難がって聞いている人々は、おそらく「人の話を聞いて理解する」だけの知能がない人間なのでしょうから、どんなに酷いトークでも、とりあえず話していれば良いのかもしれませんが。
そんなわけで、そもそもバカの集会的なイベントだった釣りフェスティバルは、オンライン開催となりさらにマヌケなものとなった気がしてしまいます。
ああいったものに出展する方も、それを有り難がって見る方も、同じくらい低能で、なかなか良い勝負をしているのではないでしょうか。
日本の釣り業界の陳腐で薄っぺらな面が、コロナのお陰で見事に露呈してしまったと言えそうです。