釣り人はよく、「釣りは奥が深い」などと言って、細かな拘りや工夫について語りたがるものですが、釣りって本当に奥が深いのでしょうか？
確かに、ほんの僅かな釣り方の変化や、ちょっとした判断などによって釣果が分かれることが、釣りにはよくあります。
そして、こういった現象は、どこまで探究しても答えが出ないものですから、奥が深いと言いたくなる気持ちは分かる気もします。
しかし、答えが出ないということは、実はそれだけいい加減なものであるという可能性もあるのではないでしょうか。
「釣りは奥が深い」などと言っている人よりも、めちゃくちゃな釣り方をする初心者の方が釣れてしまうなんてことはよくあるわけで、本当は運や勘で決まっていることを、わざと難しく考えて「奥が深い」と有り難がっているだけのような気もします。
ですから、私はあまり「釣りは奥が深い」などと言って気取るのはどうなのかな？と思ってしまいます。
奥が深いなんてことを言っていると、「そんなこと言うわりには、下手くそな人よりも釣れないじゃないか」というような、恥ずかしい思いをすることが待っている気がしてならないからです。
真面目に探究心を持って釣りをすることは大切だと思いますが、それをあまり外部に言いふらしてカッコつけていると、ろくなことにならないと思います。
実際には難しいことを考えているにしても、他人には「ちょっと投げたら釣れたよ」と言うくらいの方が良いのかもしれないと、思ってしまう今日この頃です。
