釣りにゃんだろう

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そっとしておきたい川。

釣り人なら、魚がよく釣れる場所があれば、何度でも通いたくなるのが普通だと思います。

ただ、小さな渓流などでそういった釣りをしてしまうと、魚が減る心配があります。

ですから、あまりガツガツしていないタイプの釣り人の中には、そういった心配がある川には、年に一回ほどしか釣りに行かないという人もいるかもしれません。

 

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年に一回から数年に一回ほど釣りに行き、ちゃんと魚が居ることが確認できたら、「良かった、今年も魚が居た」と満足して川を後にする。
そんな釣りをしている人は、少なからずいるでしょうし、川の規模を考えたら、渓流というものは、本来は、この程度の釣りをするのが最適なのかもしれません。

小さな川に、年に何度も何度も釣りに行っていたら、魚はスレますし、リリースしていたって、多少は減ることになるでしょう。
そういったことをしている人が何十~何百人も来ていて、中には魚を持って帰る人も居たとしたら、とても自然に近い状態で川の環境を維持するのは不可能だと思います。

 

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「小さな川で沢山の人が釣りまくる」という、典型的な日本の渓流釣りのスタイルは、現在の環境と釣り人の数を考えたら、どう考えても不適当なものなのではないでしょうか。

「渓流には、たまに釣りに行く程度で基本的にはそっとしておき、とにかく沢山魚が釣りたい人は、管理釣り場に行くという」考え方もあってもいい時代に、もうなってきているのではないかと、私は思います。