釣りにゃんだろう

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フライフィッシングをするのに、渓流だけで踏み留まる人の謎。

たまにフライフィッシングをするのに、渓流でしか釣りをしないような人がいますが、なんとも不思議な存在だと私は思います。

フライフィッシングができるのは、渓流と呼ばれる小さな川だけではありません。
本流、湖、海、それらの海外の釣り場と、果てしなく釣り場はありますし、そこでは渓流の魚とは比べものにならないくらい大きな魚が釣れます。

 

釣り人なら、自分のできる釣りで、もっと大きな魚や様々な種類の魚が釣れるとなれば、やってみたいと思うのが普通なのではないでしょうか。
これだけ魅力的なフィールドが山ほど待っているのに、箱庭のような渓流にずっと籠っていられるのは、なんとも不思議でなりません。

世界中の川も海もやりつくして、「後の人生は渓流でのんびり過ごそうか」というのなら気持ちは分かりますが、一体どういった心境なのでしょうかね。

 

確かに渓流釣りには渓流釣りなりの楽しみはあるものでしょうが、たまには新しい世界に飛び出してみたくならないのでしょうか。

チャレンジ精神がないのか、視野が狭いのか、保守的なのか、何れにしても、あまり釣りに対する興味がない人なのかもしれません。

広い釣り場で大きな魚を釣るのは、渓流で小さな魚を奪い合うような釣りをするのに比べればストレスを感じることが少ないですし、何よりも抱き抱えるようなサイズの魚が釣れた時の興奮と感動は格別です。

 

渓流ばかりで釣りをするのは、そういったことを味わってからでも充分なはずですし、何十年も渓流ばかりでフライフィッシングをしているのは、とてももったいないことだと思います。

30センチや40センチのヤマメなんかを釣るということは、確かに難しいでしょうし、素晴らしく価値があることでしょう。
しかし、せっかくフライフィッシングができるのだったら、釣った魚に抱きつき弾き飛ばされるような釣りだってやってみないと、もったいないのではないでしょうか。