釣りにゃんだろう

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若手芸人が舞台に出てくるような勢いで、障害物の影から飛び出してくる魚。

いつだったか、白いBMWに乗ったオジサンがあおり運転をして高速道路上で車を停車させて、車から降りてきて暴れるという事件がありました。

その様子の動画がニュースなどで流れると、オジサンが車から降りてくる時の勢いが、「若手芸人が舞台に勢いよく登場してくる時に似ている」と話題になったものです。

私は、本当に上手い表現をする人がいるものだと関心してしまいましたが、あのオジサンの勢いは、ちょっと魚にも似ているよなぁとも思ってしまいました。

 

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アメマスやイトウを釣っていると、木が沈んでいるような障害物があるポイントで釣れることが、よくあります。
この時の様子を見ていると、引いてきたルアーやフライが障害物の側に差し掛かった瞬間に、障害物の影から、「BMW煽り運転のオジサン」もしくは「ハイ!どーもー!と舞台に飛び出してくる芸人」のような勢いで、ワーっ!と飛び出して食いついてくることが多いです。

バス釣りなどでは、障害物の奥の奥にまでルアーをねじ込まないと釣れないことがありますが、トラウトが釣れる時は、向こうから飛び出してくることがほとんどな気がします。

 

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ですから、キャストやリトリーブをする時に、そこまで障害物の超ギリギリの地点にこだわる必要はないと思います。
着水した瞬間に「ちょっと遠かったかぁ」と思うようなミスキャスト気味のアプローチでも、「ハイ!どーもー」と魚の方から飛び出してきてくれることがよくあるのです。

 

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あまり障害物ギリギリにこだわると、障害物に引っかけてしまいポイントを潰すことにもなりかねません。
まずは、「多少離れていてもいいか」と軽い気持ちでリラックスしてキャストするくらいで充分なのではないかと、私は思っています。