ルアーローテーションなどという言葉があるように、一般的には様々なルアーを用いると、より魚が釣れるということになっています。
しかし、現実的に実釣場面で考えた場合には、これは正しいとは言い切れないことだと思います。
交換するより移動しろ。
魚種や釣り場にもよるでしょうが、一つのポイントである程度粘って、あれこれと違う種類のルアーを投げるよりも、一つのルアーを付けっぱなしにして、それで釣れなかったら移動していった方が、ずっと簡単に魚が釣れることが少なくありません。
釣れる魚というものは、ある程度信頼できるようなルアーを投げれば一発で釣れるものです。
なかなか釣れない魚をルアーを交換して粘って釣るよりも、一発で釣れる魚を探して移動した方が、効率は良いはずです。
もちろん、その場所にどうしても釣りたい魚が居るのなら粘る必要はあるでしょうが、そういったこだわりもなく、とりあえず一匹釣りたいだけなら、あまりルアーを交換して粘るよりも、さっさと移動するべきでしょう。
ですから、ルアーという物はそんなに沢山の種類を持っている必要はないはずです。
特に初心者の人などは、あれこれ沢山買う必要はありません。
定番と言われるような物を数種類持ち、とにかくそれで釣れる魚を探して移動を繰り返せば、必ず魚は釣れるはずです。
「釣れるルアーを探す」のではなく、「そのルアーで釣れる魚を探す」ということこそが、魚を釣る近道なのではないでしょうか。
これを実践するには、信頼のできる基本性能に優れたルアーを選ぶ必要があるでしょう。
新製品などではなく、何十年も売られ続けているようなロングセラーから選ぶべきです。
売れ続けているということは、それだけ釣れ続けているということなのですから、どんな新製品よりもずっと信頼性や安定性は高いはずです。
以上のように、魚を釣りたいのならルアーを交換するよりも、自分が移動した方が効果的であることは、間違いないことでしょう。
新しいルアーを買うお金があるのなら、そのお金で釣りに行き、釣れなかったらどんどん移動する方が、ずっと魚はよく釣れるのではないでしょうか。