釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

新興宗教的な釣りと信者。

いつだったか、私の唯一の釣りをする友人から、「この川でこんなに釣れることあると思う?」とルアーメーカーのブログか何かに書かれていた釣果の数字を見せられたことがありました。

そこには、釣果の写真が全て載っているわけでもなく、多少の魚の写真と合わせて「○×バイト○×キャッチ」というように数字だけ書かれていたのですが、その数字がとんでもなく大きな数字なのです。
普通に考えたら、ちょっと有り得ないような数字で、私は一瞬にして笑ってしまいましたし、とても信じられないものでした。

 

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こういったことが一回なら、奇跡のようなことが起きたのかもしれないとも考えられますが、そのメーカーの過去の記事を調べてみても、年中そんなちょっと有り得ないような数字ばかり並べているのです。

100%ウソである確証はありませんが、常識的に考えればまず有り得ない話ばかりでしたので、「まあ、インチキだな」と私と友人は結論づけました。

こんな誰の目に見ても胡散臭い話を信じる人がいるのだろうか?と疑問に思ってしまうわけですが、なんと信じる人もいるようなのです。

メーカーや釣り人の熱心なファンのような人達は、「流石ですね!」と信じて喜んでそのメーカーの商品を買ったりしているそうです。

 

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このような状況は、新興宗教に似たものがあると、私は思います。

そもそも小規模な釣り具メーカーなんて、そんなに儲かるものではないでしょうから、「僅かな数の熱心なファンから多く巻き上げる」しか、商売を成り立たせる方法はないはずです。
ですから、ファン以外からはぼったくりのように見える価格で物が売られていることが多いのです。

これは、信者の少ない新興宗教などの仕組みにそっくりでしょう。
信者の少ない宗教は、信者から多額のお布施を得ることで成り立っていることが多いからです。

そういった宗教に夢中になる人は、相当ハマっちゃっている人が多いでしょうし、これは釣り具メーカーにも同じことが言えると思います。

 

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熱心なファンは盲目な信者みたいなものなのですから、常識的に考えれば信じられないような釣果にも疑問を感じず信じて、喜んで商品を沢山買ったり、車にメーカーのステッカーまで張ってしまったりするのだと思います。

このように、釣り具の小規模なメーカーというものは、まさしく「新興宗教モデル」で成り立っていると言っても過言ではないのでしょうか。
洗脳されていない立場で端から見ていると、本当に滑稽なものですが、信者の人達はそのことに気づくこともなく、今日も明日もお布施を繰り返していくのでしょうね。