近頃は、河川の水位といったものは、川の防災情報のサイトで誰でも簡単にリアルタイムに知ることができます。
こうなってくると、釣れた時の水位を覚えておき、これくらいの水位の時に、このポイントで釣れるといった法則性を見つけることができます。
こういったデータを利用することは、釣果を伸ばすことに繋がるでしょうが、あまりに重視し過ぎるのもいかがなものかと、私は思います。
水位なんかを気にする人の中には、自分の考えるベストな水位の時以外は、そのポイントに釣りに来ないような人もいるようです。
効率だけを考えるのなら、それでも良いのかもしれませんが、釣れにくい水位の時だって、いつでも川に魚は居るわけです。
それを工夫して釣らないことには、ベストな水位の時以外は全く釣れなくなってしまいますし、あまりに釣り方の引き出しが少なくなってしまうでしょう。
そもそもが、様々な自然条件の中で自分が工夫を凝らしてなんとか魚を釣るというのが、釣りの楽しみのはずですし、数字ばかり見て釣り易い時だけ釣りをするなんて、あまりに効率を重視しし過ぎて、釣り本来の姿からかけ離れてしまっていると思います。
釣りは、自然というリアルな世界で行われるもののはずなのに、見ているのは現実の川の様子ではなく、スマホに映った数字ばかりなんて、どう考えてもおかしいではないですか。
このような、データばかり気にする釣りをしている人は、釣りよりも家でゲームでもしていた方が良いのではないでしょうか。
ゲームだって立派な趣味ですし、性格的には釣りをするよりも、ずっと向いていると思うのですが。