釣りにゃんだろう

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釣り具の新製品がロングセラーに勝つことは、滅多にないのではないか。

釣り具の新製品が発売されるは、いつ頃が多いのでしょう?
私はそういったものに興味がないので知らないのですが、フィッシングショー的なもので発表されることがありそうですから、やはり冬から春が多いのでしょうか?

そうなると、今頃は釣り人の中の一部には、「新しいあれが欲しい」とか「あれは絶対に買おう」だとか、新製品に胸をときめかしている人もいるのかもしれません。

私は、そういった人々に言っておきたいのです。
「買うのは自由ですが、買ったところで、あなたの釣りの釣果にはほぼ変化はないはずです」と。


毎年のように新しいルアーが発売されるが。

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例えば、ルアーというものは毎年のように新しい物が発売されます。
すでに発売されている物でも、微妙に仕様を変えてバリエーションが増やされたりします。

そういった物に飛び付き、次から次へと新しい物を試す人と、何十年も前から売っているようなロングセラーのルアーだけで釣りをしている人と、そんなに釣果に差がでるものでしょうか。
むしろ、ロングセラーのルアーだけを使っているような人の方が、ずっと魚を釣っているくらいではないでしょうか。

それだけロングセラーのルアーは、安定して魚を釣るだけの実力を持っていて、それをしっかりと使いこなせる人には、魚は確実に釣れるものだということでしょう。

 

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実際に、プラグならラパラの物だとか、スプーンならチヌークとクルセイダーだとか、そういった定番ルアーだけでも、ちゃんと使いこなせば、あらゆる魚をあらゆる場面で釣れるものだと思います。
そうでなければ、何十年も多くの釣り人から支持され続け、使い続けられるはずがありません。
定番ルアーは、もう完璧に近い完成されたものなのです。

 

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それなのに、毎年のように新製品が発売されるのは、より魚が釣れるからではなく、よりメーカーがルアーを売りたいからだけだと思います。
「なんとか新製品を考えだし、目新しさで買ってもらい、ようやく食いつないでいる」こんな所が、大半のルアーメーカーの実情なのではないでしょうか。

種類を増やしたり、色を増やしたり、ちょっと重さを変えたりして、それにいちいち反応する釣り人からお金を集めるというのが、近頃のルアーの売り方でしょう。

ですから、たまには「これは発明品だ」という物もなくはないでしょうが、基本的には新製品のルアーを買ってきても、それだけで釣果が伸びることはありませんし、そんなお金と時間があるなら、それで釣り場に行き、今持っている定番ルアーを使い腕を磨いた方が、ずっと魚は釣れるようになるはずです。

 

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これは、ルアーに限った話ではないはずです。
ロッドやリールにしたって、ちょっと新しい物に変えたところで、釣果に変化が出ることなんてあるでしょうか。
今時の釣り具は、みんな良くできていますから、少し使い心地が変わる程度のものでしょう。
魚が釣りたいのなら、道具を新しくするよりも、「今持っている物でどう釣るか」考え実行した方が、ずっと近道なのではないでしょうか。

 

きっと、あなたにとっての最高の釣り具という物は、新製品の中などにはなく、もうすでに持っているのではないでしょうか。
大袈裟な宣伝や唄い文句に踊らされずに、何が本当に自分の釣りに必要なのか知っている人なら、もうきっとそのことに気づいているはずです。