私はギターを弾く人間なのですが、何日かみっちりと釣りをした後にギターを弾くと、とても調子良く演奏することができます。
弦がしっかり抑えられて綺麗な音が出ますし、余裕をもって指を動かしまくることができます。
こうなるのは、どうも釣りをしていると自然と握力がアップしているからのようなのです。
ギターを弾くにはそれなりに握力が必要なものなのですが、釣りをする時もかなり握力を使っているようです。
考えてみれば、釣りというものは、結構手を酷使しています。
何時間も竿を持ったりリールを巻いたり、キャストの瞬間にぎゅっと竿を握ったり、フライフィッシングで遠投を繰り返して手でラインを手繰ってくる時なんて、なかなかの手作業です。
こうしたことをしていると自然と握力がつくのでしょうし、逆に考えてみれば、釣りをするには結構な握力が必要だということなのでしょう。
ですから、手が小さく力がない子供や女性が釣りをするのは、想像以上に大変なのかもしれません。
あまり長時間釣りをすると手を痛めることなんかもあるかもしれませんから、もしもそういった人達に釣りを教えたりする時には、あまり長時間のスパルタ指導はしないように注意が必要だと思います。