ダイワのロゴマークが現在のものに変わってから、もうどれくらい経つのでしょうか。
私が、久しぶりに子供の頃していた釣りを再開したのが10年ほど前なのですが、もうその時にはダイワの会社名がグローブライドとなりロゴマークも変わっていて、びっくりした記憶があります。
「ダイワの釣り具」という、どこか古臭いイメージを変えたかったのかもしれませんが、結構特徴的なデザインでインパクトがあり、イメージを一新できた感はあると思います。
聞くところによると、このロゴマークのデザインは、UNIQLOのロゴなんかも手掛けた超有名なデザイナーの手によるものだそうです。
ということは、ダイワはかなりのお金をかけてロゴマークを変更したのかもしれません。
果たして、その対価に見合うだけの効果があったのかどうかは、私にはちょっと分からないですね。
確かに昔よりは、ダイワのウェアを着ている若い釣り人は増えている気がします。
若者の一部には、あの独特なデザインのロゴマークが受け入れられているわけで、おじさん臭いイメージを変えられた証拠でしょう。
しかし、私はあまりダイワのウェアを着たいとは思いませんし、「あのDの字は嫌だなぁ」と嘲笑している釣り人にも沢山出会ったことがあります。
ですから、どこまでロゴマークの変更に効果があったのかは、ちょっと分からないと私は思うのです。
それでも、ロゴマークのデザインが悪かったから微妙な結果になったのではないと、私は思います。
問題なのは、ロゴが表しているのが、「昔からある釣り具メーカーのダイワ」であったという点だと思います。
ダイワがダイワである限り、どんなロゴマークに変更しようと、釣り具メーカー独特のダサさのようなものを感じてしまう人は一定数居るはずです。
ですから、ロゴマークを変えただけで、イメージアップをはかるのは、どうしたって限界があることだと思います。
じゃあもう、会社名だけでなくダイワという名前も使うのを止めてしまうか、という方法も考えられるかもしれませんが、さすがに世界中に通用する名前を捨てるわけにもいかないでしょうから、結局今の状態くらいが限界だったのかもしれません。
さて、これからもう10年たったら、どうなっているのでしょうかね。
若者達が当たり前のようにDAIWAのロゴの入ったウェアを着ているようになるのか、それともそっぽを向かれているのか。
ロゴが変更されてそこまで月日はたっていませんし、まだまだこれからの宣伝などのイメージ作り次第なのではないでしょうか。
ダイワのロゴマークの真価は、もう10年くらいすると分かってくるのかもしれませんね。