以前、魚が一番よく釣れるのは、釣り人があまり居ない木曜日だと書きました。
この考えは今でもあまり変わってはいないのですが、最近は木曜日でも、結構釣り人が沢山居るなぁと思う機会が増えてきました。
釣り人に曜日は関係ない？
何曜日に釣りに行っても、人気のある場所には釣り人が沢山居るということは、釣り人にはあまり曜日は関係なくなってきているのかもしれません。
まず、この国は高齢化が進んでいるので、生きている人間の平均年齢がグングン上がってきています。
それに伴って釣り人の平均年齢も上がってきているはずであり、もう仕事をリタイアして曜日の関係ない釣り人が段々と増えてきているのかもしれません。
そう考えてみると、初老くらいの微妙な年齢の釣り人の姿というものが、どこに行っても見られることが多い気がします。
それから、わずかかもしれませんが、世の中が変わってきて、平日に休みをとる人が増えてきているのかもしれません。
ひと昔前は、大学を出たら会社に入り定年まで終身雇用、休みは土日と盆と正月だけ、有給なんて滅多にとれない、なんてことが当たり前で、そういったことを受け入れている人が沢山居ました。
しかし、近頃ではそういった人生を送らず、人生において仕事以外のことを重視するような価値観の人が増えてきています。
一つの会社に定年まで勤めようなどという若者はもう稀ですし、仕事以外に自分の好きなことができないのなら、仕事を辞めたり転職する人も少なくないでしょう。
私の友人にも、ちょっと会社で働いたら、さっさと海外に移住してしまい、後は悠々自適な暮らしをしているような人が何人も居ます。
もう仕事ばかりの人生を送る人は、減ってきているのではないでしょうか。
ですから、釣りがとても好きな人なら、土日しか絶対に休めないような仕事は、辞めたり転職してしまうことが、増えてきているのかもしれません。
釣りのために、平日休みの仕事や有給のとれる仕事や自営業に変わった人が、それなりに居るのではないでしょうか。
その結果、リタイアした人でなくても、ある程度平日でも自由に釣りに行ける人が増えてきているのかもしれません。
水の中の魚からしてみたら、１週間休みなく満遍なく釣り針が降ってくる時代になってきたのですから、たまったものではないかもしれませんね。
しかし、この国の経済というものは、これ以上発展することこの先なく、確実に縮小していくのでしょうし、あくせく働たいたってにもうどうにもならないのですし、平日に好きな釣りをできる人が増えてきたことは自然なことなのかもしれません。
