昔から、イトウのようなちょっと珍しい魚を釣る時に、「何年通っても釣れていない人もいる」などと言われることがありますが、あれって本当なんでしょうか。
本当に超珍しくて数が少ない魚なら、そうなることはあるかもしれませんが、普通に釣りとして成立する程度の数が生息している魚なら、まずそんなことはないでのではないでしょうか。
もし、本当に何年も釣れないのなら、何かしら釣り方に問題があるとしか思えません。
一番に考えられる問題は、釣行日数や曜日の問題です。
何年も釣れないという人は、もしかしたらシーズン中に週に一回土曜日か日曜日に釣りに行っているだけということはないでしょうか。
土曜日や日曜日はどこも釣り人が多く、魚が釣れる確率はかなり低くなりますから、そういった日に週に一回程度行くだけでは、珍しい魚を釣るのは難しいと思います。
もしかしたら、週に一回行っていれば良い方で、何年も釣れない人の中には月に一日とかシーズンに数日程度しか挑戦しない人もいるのではないでしょうか。
これでは、何年も釣れないのは当然の話もします。
週に一回カレンダーの休日の日に釣りをするのと、1週間休みをとって、ベストシーズンの平日に数日間連続で釣りをするのでは、魚が釣れる確率は段違いに後者の方が高いはずです。
ですから、もし本当に釣りたい魚がいるなら、ちょこちょこと休日に通うよりも、平日に連戦できる日程を組んで、一発で決めてしまうべきだと思います。
まあ、そうは言っても、1週間も釣りのために休みをとるのは難しい話ですし、仕事を変えるか辞める必要も出てくるかもしれません。
しかし、釣りに本当に夢中になっている人達は、それくらいのことはしているわけですし、結局はどこまで釣りに本気なのかという話になってくると思います。