人は、あまりに良いことが起こると、これで運を使い果たして自分はもう死ぬのではないかと思ったりしますが、こういうことって釣りでもよくありますよね。
釣りというやつは、半分は運で結果が決まるようなものですし、ろくに釣れないことがほとんどです。
そんなところに、急に沢山釣れる日があったり、びっくりするような大物が釣れると、「おれはもう死ぬのではないか…?」と思ってしまったりするのです。

それでも、これは全く不安な気持ちではなく、どこか満足感がありますし、私なんかは「死ぬなら今日でもいいな。隕石でも堕ちてこないかな。」と考えていたりもします。
まあ、現実的にはそんな心が満ち足りた状態で、この世を去ることはできずに、次の日からまた煩わしい日常が始まってしまうわけですが、釣りは時には、静かにこの世を去っても良いと思えるくらいの安らぎを心にもたらすものです。
私は、他の趣味のことはよく分かりませんが、これだけの気持ちになることって他にはないんじゃないでしょうかね。
パチンコで大当たりしたからとか、山のてっぺんまで登ったからといって、今日で人生が終わっても良いとは思わないんじゃないでしょうか。
一人静かに自分の人生の終わりを迎えられるような気持ちになれる趣味は、他にはそうないでしょうし、我々を熱狂的に釣りに向かわせる原因は、こんなところにもあるのかもしれません。