釣りにゃんだろう

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サクラマスを釣るのは、宝くじ並の確率なのか? 釣りと釣れる確率のはなし。

以前、米代川だかの東北の川でルアーでサクラマスを釣る映像を見たことがありました。
出演者は、前日の釣果情報を仕入れて、「どこどこのポイントに50人入っていて、2人釣れたらしい。宝くじだな」と言っておどけてスタッフを笑わせていました。

私も、その言い方が面白くてちょっと笑ってしまったわけですが、よくよく考えてみると「意外とよく釣れるんだな」と思えてきました。

 

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「50人釣り人が居て2人釣れる」というのは、サクラマス釣り以外の釣りと比べてみると、そんなに悪い確率ではないのではないでしょうか?
もっと釣れない釣りも沢山ある気がしますし、日本の釣り場ではそう珍しくない程度の確率でしょう。

例えば、東京の高速道路から川の護岸にズラリとシーバス釣りをしている人が並んでいるのが見えることがありますが、あの人達は、そんなに釣れているのでしょうか?
50人に2人くらいは普通で、もっと釣れていないことさえもあるのではないでしょうか?

このように考えてみると、「釣れない」「夢の魚」「何年も釣れない人がいる」などと言われている本州のサクラマス釣りというものは、良い時期に良い場所に入れれば、実は他の釣りとはそれほど変わらない確率で釣れるものなのかもしれません。

 

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この「50人いて2人」という確率を聞くと、あまり運に自信のない方は、「ちょっとそれじゃあ釣れないんじゃないか」と不安になってしまうこともあるかもしれません。

しかし、魚を釣るということは、普段からこの程度の確率を乗り越えて釣っているということは少なくないはずですから、あまり悲観する必要はないのでしょうか。

個人的には、「3万人に1人釣れます」という程度の確率の釣りまでなら、「じゃあ、運が良ければ釣れるかもしれない」と希望を持っても良いのではないかと思っています。

 

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ちょっと、考えてみましょう。
年末ジャンボ宝くじで一等が当たる確率は、なんと2,000万分の1だそうです。(0.000005%!)

これに比べたら、3万分の1なんて、たいした数字ではありませんし、誰にでもチャンスがあると思えてきませんか?

 

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よく「釣り人の夢」などと呼ばれる魚が居ますが、そういった魚を釣ることは、宝くじに当選することと比べてしまえば、かなり簡単に叶う夢であり、ずっと現実的だと言えそうです。

釣り人は、途方もない夢を抱きがちですが、こう考えてみれば、不可能とは言い切れないことが大半のはずです。
安心して好きなだけ夢を抱き、釣りを続けていって良いのかもしれませんね。