そろそろ5月ですので、こちらのブログの一連の記事を参考に朱鞠内湖で釣りをする奇特な人がいないとも限らないので、追加の情報として、まだ書いていないコツのようなものを、今回はお伝えしてみましょう。
サクラマスが釣れたらイトウは釣れない!?
この湖で釣れるトラウト類は、湖産サクラマス・イトウ・アメマスの3種類です。(昔はニジマスを放流していた時代もあったらしいですが)
釣りをしていると、当然狙っている種類の魚ばかりではなく、他の種類の魚も釣れてくることになります。
だいたいの人は、イトウが一番釣りたいでしょうから、イトウを狙っていても、アメマスやサクラマスが釣れてくることがあるということです。
こういった状況の時に、あくまで私の経験上では、このような法則のようなものがありました。
それは、サクラマスが釣れたポイントでは、その日その後にイトウが釣れることはあまりないということです。
アメマスが釣れた後にイトウが釣れるということは、よくありますが、その日サクラマスが釣れる場所では、あまりイトウが釣れないのです。
もちろん、一つの立ち位置で、一日にイトウ・アメマス・サクラマス・ウグイと4種類の魚が釣れたり、サクラマスが釣れたすぐ後にイトウが釣れることもあるにはあるのですが、あまりにも回数が少なすぎるのです。
その理由は?
このような結果になる理由を、私になりに考えてみたところ、二つの理由が考えられました。
まず、そもそもイトウとサクラマスでは、居る場所が違うのではないかということが考えられます。
サクラマスは回遊性が強いと言われていますし、イトウは定着性が強いとも言われています。(そのわりには、結構泳ぎ回っている気もしますが…)
このように性格が違い、好みの環境も違う魚なので、サクラマスが快適に過ごしている場所には、あまりイトウは居ないのかもしれません。
もう一つ考えられることとしては、サクラマスの方が泳ぐスピードが早く、フライやルアーへの反応が早いので、イトウが釣れる前に、サクラマスが食いついてきてしまうのかもしれません。
サクラマスとイトウが混在している場所なら、この説もなくはないのではないでしょうか。
サクラマスが釣れたら移動してしまえば良い。
というわけなので、もし効率よくイトウを釣りたければ、サクラマスが釣れてしまった時点で、その日はそのポイントは捨てて移動してしまっても良いのかもしれません。
湖産サクラマスだって、本州で釣るには一苦労するものですし、昔は朱鞠内湖と言えばサクラマスがメインの湖でしたし、なんだか贅沢な話の気もしますが、現在のこの湖では外道のようなものです。
もう高速で走るウグイが釣れたとでも思って、ちょっと歩いて移動してしまった方が、イトウを釣りたいのなら確率的には良いのかもしれません。
まあ、湖のサクラマスはあまり大きくはありませんが、綺麗でたまには釣りたくなる魚でもありますけどね。