釣り雑誌のようなものは、基本的には釣り具の悪口は書かないものです。
正確には、書かないと言うより書けないと言うべきでしょうか。
釣り具メーカーに広告を出してもらっているのに、「今度のリールはヒドイ物です」なんて書けないわけで、とにかく釣り具を褒めることばかりなわけです。
この褒める傾向があるのは、釣り具だけでなく、取り上げられている釣り場に対しても言えるのではないでしょうか。
様々な地元の関係者などに協力してもらい取材したのに、「ろくに釣れないくそみたいな場所です」とは書けないでしょう。
あまり良い魚が釣れなかったにしても、何とかポジティブな要素を見つけて「今後は期待できる」とでもして、釣り場を持ち上げた記事を書くはずです。
ですから、雑誌の記事に良いことが書いてあるからといって、その釣り場は本当に良い場所かどうかは分からないと思います。
忖度して盛りまくったものである可能性もありますし、実際に行ってみたら「話と違うじゃないか」ということになることもあるでしょう。
やはり、釣り場というものは、自分が現地に行ってみて確かめるしか実状を知る方法はないのではないでしょうか。
本や雑誌に、いくら良いことが書いてあっても、あまり期待し過ぎてはいけないのでしょう。
自分が行ってみて判断するまでは、半分疑って読むくらいで調度良いと思います。