なんでも、釣り具の国内出荷額が、2020年は前年比10%ほどアップで、2021年はさらに12%ほどアップだったらしいです。
私は、経済のことはよく分かりませんが、この数字はかなり大きい変化を表しているのではないでしょうか。
釣りが流行っているとは聞いていましたが、ここまで釣り業界が盛り上がっているとは、ちょっと意外でしたね。
確かに、川や湖なんかに釣り行っても、ちょっと人が増えた印象はありますが、90年代の釣りブームの時のようにに爆発的に人が増えている雰囲気はありません。
もしかしたら、私が日頃釣り場を見る機会の少ない海釣りの世界では、爆発的に釣り人が増えているのかもしれません。
釣り具の出荷額が増えたというのは、全ての釣りのジャンルを総合しての話なのでしょうから、実際には景気が良いジャンルの釣りもあれば、あまり変化がないジャンルの釣りもあるのではないでしょうか。
ですから、釣りで商売をしているのに、この2年間でちっとも景気が良くならなかった会社もあるでしょうし、そういった会社は、完全にこの好景気のビックウェーブに乗り損ねたということなのだと思います。
もしそういう所があったとしても、それは恥ずかしいことでも、残念なことでもないと、私は思いますね。
釣り具だろうと何だろうと、物を作って運んで売って経済活動をすればするだけ、確実に地球環境は破壊されます。
つまり、長い目で見れば、釣り関連の商売が盛んになればなるほど、地球は汚れ釣り場も失われて、釣り人にはマイナスになるのです。
好景気に乗らず、物をあまり沢山売らなかったのなら、少しでもこの流れを止めたことになるのですから、地球や釣り場を守ったとも言えるのです。
お金は儲からなかったかもしれませんが、ちょっとだけ地球や釣り場に良いことをしたのですから、好景気でウハウハして地球を汚した会社に比べたら、釣り人に対してもずっと良いことをしたことになるはずです。
ブームに乗って荒稼ぎするよりは、ずっと立派な行動だったと言えるのではないでしょうかね。