釣りにゃんだろう

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尾ビレを斜めにして測る釣り人。

テレビの釣り番組なんかを見ていると、釣れた魚のサイズを測る時に、メジャーの上に載せてから、最後に尾ビレを斜めに傾けたりして、最大限に体長が長くなるようにいじくりまわしていたりします。

それで「○○アップだ」とか言って騒いだりしているわけですが、あまりにもセコくてみっともなくないでしょうか。

 

 

インチキのようなことをして数センチ大きく見せたところで、実際の魚のサイズは変わらないのですし、視聴者にはバレバレじゃないですか。

別に、計測した数字が49センチだろうと51センチだろうと、視聴者からすればどうでもいいわけですし、やるだけ恥ずかしい行為だと思います。

以前、私が川で出会った釣り人は、釣れた魚を尾叉長で測り、目標とするサイズを釣るまで諦めないと言っていました。

尾叉長とは、頭から尾ビレの付根の切れ込みまでの長さを測る、研究する人などにも使われている、誤魔化しが効かない測り方です。

 

 

魚のサイズを測って気にするのなら、ここまで真面目にやるべきなんじゃないでしょうかね。

測るならちゃんと測るべきでしょうし、いい加減にインチキして測るぐらいなら、測らない方がマシでしょう。

 

 

尾ビレを斜めにしたりしている釣り人達は、インチキして無理矢理達成したようなサイズで、本当に心から満足できているのでしょうか。
普通はどこかで、「本当はもうちょっと小さかったな…」と思って納得できていないのではないでしょうか。

自分に嘘をついて喜んでいても虚しいだけですから、釣れた魚のサイズを測るなら、尾叉長などできっちりと測った方が良いと思います。