釣りにゃんだろう

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ルアーとフライをまとめて本にするのは無理があった。

日本でルアーフィッシングやフライフィッシングが流行り始めた1970年代に出版された本には、よく「ルアー&フライ入門」というように2つの釣りをまとめて解説しているものがあります。

改めて考えてみると、これはなかなか無理がある話ですよね。
ルアーの方は、限られたページでも、キャストして魚を釣るまで一通り解説はできるかもしれませんが、それに加えてフライの解説をするのは、どう考えても厳しいでしょう。

 

 

当時は今ほど、ルアーとフライに区別がなく、どちらも流行りのスポーツフィッシングみたいな感じで、一緒くたに考えられていたのでしょうが、それだけ本を出版する側がこれらの釣りに対しての理解が浅かったのだと思います。

そんな時代にフライフィッシングを始めるのは、結構大変だったのではないでしょうか。
他人がキャストする姿もほとんど見たことがなく、今のように簡単に動画が見られるわけでもありません。

本を読んでみても、分かりにくいイラストと文章しかないわけです。

そんな状況では、なかなか思うように釣れない人が多かったでしょうし、上手な人が宗教の教祖のように持ち上げられてしまったのも納得できます。

 

 

しかし、今では全く状況は変わっています。
いくらでも動画なんかを見て一人で覚えることができますし、もうフライフィッシングは決して難しい釣りではありません。

ショップなんかの偉そうな人に教えを請う必要はありませんし、スクールといったものに行って習ったりする必要もありません。
誰もが一人で、好きな時に始めることができる釣りです。

 

 

どうも未だに、昔の独学では始めることが難しかったイメージが残っているからか、簡単な釣りではないと思っている人が多いようですが、そんなに特別な釣りではありません。

フライフィッシングが始めるのが難しい釣りだったのは、もう何十年も前の話なのですから。