釣りにゃんだろう

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岸からバスを釣るのに、2本もロッドを持ち歩く必要があるのか?

どこかで「ロッド2本で岸から釣る」みたいな題のバス釣りの本を見かけたことがありますし、テレビの釣り番組を見ていても、岸からバスを釣る時に出演者が、わざわざ2本以上のロッドを持ち歩いているのをよく見かけます。

こういった状況から察するに、近頃のバスのオカッパリの釣りは、2本以上のロッドを持って釣ることを釣り具メーカーが奨めているようです。

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このような釣りを、一体どれだけの人が真似しているのかは分かりませんが、はっきり言ってそんなことをしなくても、ロッドは一本持っていれば普通に魚は釣れるでしょうし、何本もロッドを持ち歩いていたら、ホルダーのような物を使うにしても邪魔なだけだと思います。

確かに、一瞬で違うルアーを投げれば釣れるということもあるでしょうが、ごちゃごちゃとロッドを持ち替えていたら、あまり意味はないのではないでしょうか。
それに、一秒で何千万円の賞金が動くようなアメリカのバスプロが、ロッドをボート上にずらっと並べて、素早く様々な状況に対応できるようにするのは理解できますが、岸から趣味で釣りをするのに、秒を争うような釣りをする必要があるのでしょうか。

結局は、汎用性の高いロッドを一本持ってルアーを交換しながら釣りをするのと、そんなに釣果は変わらない気がしますし、邪魔なロッドがないだけ、釣りもしやすいはずです。

 

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こんな非効率的な釣りを、こじつけのような理由で釣り具メーカーが奨めているのは、やはり何とか少しでも多くの道具を売りたいからだと思います。
より沢山のロッドやリールが必要だと宣伝し、それを信じる人が少しでも居れば、それだけ道具が沢山売れるのですから。

釣り具メーカーに寄付をしたいと思う人は、何本でもロッドを持って窮屈な釣りをしたら良いでしょうし、「商売臭い奴等にダマされるのはゴメンだ」と思う人は、無理に2本もロッドを持って岸から釣りをする必要はないと思います。