近頃、ちょっと気になっているYouTubeのチャンネルに、闘莉王TVというものがあります。
これは、元サッカー選手の闘莉王さんが、牧場を経営している産まれ故郷のブラジルでの暮らしを紹介してくれるものなのですが、闘莉王さんの語りやブッ飛んだブラジルの日常が、なかなか面白いのです。
行き当たりばったり感もあり、なんだか「水曜どうでしょう闘莉王版」といった雰囲気で、わくわくしてしまいます。
さて、この闘莉王TVの中で、闘莉王さんがボートに乗って釣りをしている場面があったのですが、それを見て私はちょっと関心してしまいました。
スポーツ選手や有名人が、ちょっと釣りをするとなると、めちゃくちゃな持ち方で竿を持ったり、スピニングリールを右ハンドルで使っていたりすることが、ほとんどなものです。
しかし、闘莉王さんは正しい持ち方でロッドを持ち、ちゃんと左ハンドルでスピニングリールを使っているのです。
これは、もしかしたら闘莉王さんは、かなり釣りをやりこんでいる人なのか、もしくは道具は正しく使うという、きっちりとした性格の人なのではないかと、思ってしまいました。
これに比べて、日本の釣り番組などに出てくるプロというような人達はどうでしょうか?
小指挟みでロッドを握ったり、右利きなのに右ハンドルでスピニングリールを使う人達が、少なからず存在するではありませんが。
やはり、この辺に、釣りという小さな世界のプロとは名ばかりような人達と、世界的なスポーツであるサッカーの代表選手になった人との、器の違いが表れているのではないかと思います。
道具を宣伝する立場の人が、間違った道具の使い方をするのが許されるなんて、釣り業界というのはなんとも甘く、レベルの低い世界なのではないかと、闘莉王さんの正しい釣りを見ると、つくづく思ってしまいました。
釣り業界の人々は、闘莉王TVでも見て、ちょっとは反省した方が良いのではないでしょうか。