磯釣りには、阿波釣法と呼ばれるものがあるらしく、その釣り方では、日本のエサ釣りの世界では珍しく、スピニングリールのハンドルを利き手と反対にセットし、利き手でロッドを持ちファイトとするらしいです。
つまり、右利きの人だったら、左ハンドルのリールを使うということですね。
その方が、投げるアワせる巻くという動作がスムーズに行え、利き手でロッドを扱えるだけファイトもしやすいからだそうです。
ちょっと考えてみれば、これは当たり前のことでしょう。
利き手と同じ側にセットされたハンドルを使うと、リールで巻き取るためには、必ずロッドを持ち変えなくてはなりません。
また、利き手と逆の手でロッドを扱うため、ロッドの操作や魚とのやり取りも雑になりがちです。
このことは、あまりキャストの回数が多くなく、リールでゴリ巻いて魚を寄せる人が多いエサ釣りでは、そこまで不利になることではありませんが、キャストを繰り返して、ロッド操作でファイトすることが多いルアーフィッシングでは、かなり差が出てくるはずです。
今だに、ルアーフィッシングをする人が、右利きなのにスピニングリールを右ハンドルで使っているのを沢山見かけますが、はっきり言って釣りを何も分かっていないでしょう。
繊細でスムーズな釣りをするために、エサ釣りなのにかなりの昔にリールを左ハンドルにした阿波釣法の人達と比べたら、どうしようもなく頭が悪いでしょうし、釣りをしているだけでも恥ずかしいレベルだと思います。
