時々、ヤンキーみたいな人達が、極端にタイヤが八の字になっている車に乗っているのを見かけることがあります。
ああいった状態を「鬼キャン」と呼ぶそうですが、誰がどう見たって危険そうなものですし、ひと目見ただけで「ああ、頭の悪い人が乗っているのだろうな」と分かるものです。
レーシングカーなどが、僅かにタイヤを八の字にするのにはメリットがあるそうですが、アホみたいに八の字にするのは、やはりデメリットだらけだそうです。
そういった物の仕組みやデメリットについて考えられない人が乗っているのですから、「私はバカで～す」と周りの人に言いながら車を走らせているようなものでしょう。
こういった、周りの人達からは一瞬見ただけで「頭が悪い人だな」と思われ、自分から「バカで～す」と言っているようなものである行為は、釣りでもよく見かけられます。
代表的な例は、スピニングリールのセットされたロッドを正しく握っていなかったり、ルアー釣りをする右利きの人が右ハンドルで使っていたりすることです。
リールの脚を、人差し指と中指の間や薬指と小指の間で挟んだり、投げて巻くことを繰り返す釣りで、利き手側にセットされたリールを使うのは、道具の仕組みや効率を考えれば間違った行為です。
それを堂々と行うのなら、タイヤをアホみたいに八の字にした車に乗るのと同じように、自らの無能さを周囲に見せつけているようなものでしょう。
タイヤが八の字の車を見かけて、「あれは恥ずかしいよな」と思うのなら、自分も同じような恥ずかしいことをしていないか、釣り人はちょっと考えてみるべきでしょう。
「私はバカで～す」とアピールしながら釣りをしている人は、結構多いものですから、変な車に乗っているヤンキーをあまりバカにはできないかもしれませんね。
まあ、釣りをしている人にも、同じくらいバカな人が多いということなのかもしれませんが。
