釣りにゃんだろう

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スミス ピュア オーソドックスな物で釣ってこそ。

スミスピュアというスプーンがありますが、あれは1994年から売られているものなのだそうです。
スプーンとしては、そこまで長い歴史があるものではないですが、それでももう30年近く売られているわけで、安定して愛用者がいるのでしょうね。

 

私は買ったことはないのですが、いくつか根がかっているのを拾ったことはあるので、多少は使ったことがあります。

使用してみたところ、本当に普通のスプーンで、普通によく魚が釣れるものでした。
全然褒めていないようですが、これはスプーンとしては最上級の褒め言葉だと思います。

「普通に沈み、普通にアクションする」、スプーンはこれで良いのです。
後は、使う側の人の操作次第で、浅いところも深いところも、流れが速いところも緩いところも釣ることができ、早くリトリーブすることもフォールさせることもできる。
まさに、釣り人が自由自在に扱えるのがスプーンの正しい姿でしょう。

 

近頃のルアーは、使い方が特化された物が多い気がします。
よく沈むものだったり、特定のアクションしかしないものだったりと、特徴があるようなものです。
もちろん、そういったものは、それぞれ特定の状況ではよく釣れるのでしょうが、それではあまり楽しくないのではないでしょうか。
どこか、ルアーの性能に助けられ過ぎた気がしないでしょうか。

やはり、釣りというものは、オーソドックスな物を使い、自分の技術が問われるような釣りをしてこそ、本当に魚を釣った気になれるものではないしょうか。

 

そういった意味では、何の変哲もない、ただの「普通に良いスプーン」であるピュアなようなルアーで釣ってこそ、魚を自分で釣ったと言えるのではないでしょうか。

「これ一つあれば、だいたいどこでも何でも釣れる。ただし、それは釣り人次第。」
ルアーというものは、これでいいのだと思います。
そんなルアー本来の姿を、ピュアというスプーンは残していると言えるのではないでしょうか。