釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

本流ルアーの縦釣り。

近年、大きめの川に行ってルアー釣りをしている人を眺めていると、一ヶ所で立ち止まり、永遠とロッドを立ててチョンチョンとさせている人の姿が妙に多いです。

私は、最近の釣り事情には疎いので正確には分かりませんが、あれはおそらく縦釣りとでも言うようなものをやっているのでしょうか。

ヘビーシンキングのミノーかバイブレーションかスプーンか分かりませんが、そういった物をおいしいスポットでストンと沈めて、チョンチョンと縦にアクションさせて、あまりルアーを移動させずに釣っているのだと思います。

 

f:id:nyandaro:20211023131219j:plain

この方法は、魚の居る場所でしつこく誘えて、リアクションで食わせられそうなものですから、よく釣れそうです。

しかし、ちょっと気になるのは、時には川に居るルアー釣りの人全てがロッドを立ててチョンチョンしているくらい、誰もがその釣り方しかしていないことです。

縦にチョンチョンする釣り方は確かに釣れるものでしょうが、ルアーでの釣り方はそれ一つでは決してありません。
適材適所で様々なテクニックを使ってこそ、複雑な流れを持つ川というフィールドで、より確実に魚が釣れるはずです。

 

f:id:nyandaro:20211023131343j:plain

それなのに、バカの一つ覚えみたいに、みんながみんなチョンチョンしているとは、ちょっと不思議でなりません。

おそらく、ルアーメーカーや雑誌なんかがこの釣り方を発信して、それを真似する人が増えたからだと思いますが、釣り方を自分で考えずに、流行していることを真似するだけの安易な釣り人が、あまりに多すぎるのではないでしょうか。

もちろん他人が行っているものでも有効なテクニックは、積極的に取り入れるべきですが、釣りというものは基本的に釣り方は自分で考えるもののはずです。

 

f:id:nyandaro:20211023131917j:plain

雑誌やウェブで紹介されているルアーを買い、紹介されている釣り方で魚を釣ったところで、その魚は本当に自分で釣ったと思えるのでしょうか。
どこか、メーカーに釣らされている魚のような気がしてしまわないでしょうか。

それよりも、何度も失敗しながら、「あの流れの中に居る魚に、何を使ってどうやって食わせれば良いのか」と日々考えながら、自分で考えて釣りをした方が、ずっと達成感を得られるのではないでしょうか。

何か一つの釣り方が流行ると、そればかりやる人が異常に増える昨今の状況を見ていると、本当に釣り人の中にはメーカーに釣らされているだけの人が多いのだなと思ってしまいます。