子供の頃読んだ「釣り入門」みたいな超初心者向けの本には、「釣りをする時には長そで長ズボンで行ないましょう」みたいなことが書いてあった気がします。
それでも、寒かったり涼しい時期なら自然と誰でも長そで長スボンで釣りをするしょうが、暑い時期には半そでや短パンで釣りをする人もいるようです。
真面目に考えるなら、あれは止めておいた方がいいでしょう。
肌を露出すると危険がいっぱい。
釣り場で半そでや半ズボン姿で肌を露出していると、危険なことが沢山あります。
草木や岩との接触で切り傷ができまくったり、トゲが刺さったり、蜂や虻や蚊に刺されまくったりと、とにかく生傷が絶えません。
不意に転んだりした時にも、受けるダメージが大きくなります。
堤防やボートの上など、足場が良く開けた場所でも、釣りは釣り針という凶器を振り回す行為ですから、肌を露出していると自分や他人に釣られる可能性が高くなります。
それが、バーブ(かえし)のある針だったら、無理矢理抜いて大出血するか病院に行って抜くはめになります。
ですから、怪我をしたくなかったら、釣りは長そで長スボンに加えて帽子も被って行うべきでしょう。
(海ならライフジャケットも必要ですかね。)
本人が良いのなら裸でも問題はない。
それでも、多少傷ついても問題ないと本人が思うのだったら、どんな格好で釣りをしても自由だとは思います。
私も、夏場は半そでで山の中に釣りに行くことが多いです。
草木の露でびちょびちょになったり、手や腕が傷だらけになったりしますが、それでも厚着をして無駄に汗をかき体力を奪われるよりはマシだと思い我慢しています。
腕なんかには傷痕が絶えませんが、魚を釣るためには、これくらいは仕方ないかと思っています。
魚だって、釣り針で刺されるんですからね。
それに、まだこれくらいは甘過ぎるレベルだと思います。
真夏の渓流で短パン一丁で上半身裸でフライフィッシングをしているワイルド過ぎる強者を、私は見かけたことがあります。
もう虫に刺されまくったり、山から川に出入りするだけでも傷だらけになっていたはずですが、ご本人は気にしていないようでした。
釣りをしていて多少の怪我をしたって、救助されて病院に運ばれるなんてことにならない限り、他人に迷惑をかけることはないと思います。
ですから、大きな危険がない限りは上半身裸で釣りをしたって、本人がそれで良いと思うなら問題ないことでしょう。
まあ、そうは言っても、私はそこまで逞しくはなれる気がしませんけどね。