よくスポーツでは、相手へのリスペクトが大切だと言われます。
対戦してくれる相手がいないことには、他人と競うタイプのスポーツは成り立たないのだから、敵視するばかりではなく尊重しましょうという話です。
これは、釣りにも当てはまることだなぁと、私は昔から思っています。
釣りは、魚という相手がいないことには、絶対に成り立ちません。
魚が居ない水の中に、いくら釣り針を投げたって、一生魚は釣れないのですから。
このように考えてみれば、魚は釣りの獲物ではあるものの、釣りという行為を成立させるための協力者でもあると言えるでしょう。
ですから、魚に対して一方的にヒドイことをしてはいけないと思います。
必要以上に沢山釣ったり、産卵期の魚を釣るのは、あまりに協力者である魚を困らせる行為でしょう。
あまりに困らせれば魚は減ってしまい、釣りができなくなるかもしれません。
こういったことをする人は、釣りは魚が居ないと成り立たないということが理解できていないようですし、魚へのリスペクトが足りないのではないでしょうか。
釣りもスポーツも、相手がいないことには成り立たないのです。
釣り人は、このことを決して忘れてはいけないと思います。
