釣りにゃんだろう

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スペリオル湖は北海道より大きい。

たまに「雄大な北海道の大自然の中で釣り」みたいな文句を、テレビや雑誌で見聞きすることがありますが、そんな話を聞くと「何言ってんだかなぁ」と、私は思ってしまいます。

北海道は、確かに本州と比べれば大きな川などの広い釣り場が多く、釣れる魚も多く大きく、恵まれた自然環境ではあると思います。

しかし、これを雄大な自然と呼べるかというと、私はちょっと違うと思います。

 

例えば、北米のスペリオル湖という湖は、北海道より大きいです。
そんな巨大な湖の周りに、人がろくに住まない森や川が広がっているというのが世界の自然であり、こういった規模のものが本当の雄大な自然というものなのではないでしょうか。

このような世界の本物の自然と比べれば、北海道はどこまでも道路が張り巡らされていて無数に町があり、大地は牧草地と畑だらけに開発されまくっていて、とても雄大な自然が残されているとは言えないはずです。

北海道のように、街から自動車に乗って日帰りで釣りに行けてしまう場所は、本当の自然を残した場所ではないと私は思います。

北海道には、大自然なんてものはなく、本来の自然の姿からはかけ離れた開発が進んだ土地でしかないのです。

 

ですから、よく魚が釣れるからといって、あまり楽観的になるのは良くないのかもしれません。
世界的に見れば、そこまで自然に恵まれた土地ではないのですから、これ以上無駄な開発などを行わないようにしないと、いよいよ自然が完全に破壊された土地になってしまい、ろくに魚が釣れなくなるのかもしれないのですから。