釣りにゃんだろう

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意外とショボいアトランティックサーモン釣りから考える、北海道の釣りのレベル。

海外の釣りというと、日本には居ないような、とんでもなく大きな魚が釣れて大騒ぎというイメージですが、実際にはそうでもないようです。

しっかりとしたロッジがあり、人が沢山訪れるような場所は、そこそこの魚しか釣れないこともあるのです。

 

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例えば、カナダのラブラドール地方のアトランティックサーモン釣りの動画なんかを見ていると、釣れる魚はめちゃくちゃ小さいです。
アトランティックサーモンというと、北欧やロシアの抱きかかえるようなサイズの魚をイメージしてしまいがちですが、それと比べるとピチピチと跳ねる小魚サイズです。

それでも、ラブラドールには沢山のロッジがあり、毎年沢山のお客さんが訪れているようです。

 

 

私なんかは、こういった釣りの様子を見ると「高い金払ってこれかぁ…」と思ったりしてしまいますが、釣りは魚のサイズが全てではありませんし、ゆったりと自然の中で過ごして、そこそこの魚を釣ることに価値を感じる人もいるということなのでしょう。

こういった状況を見ていると、日本の北海道なんかでも、上手くすれば海外からの釣り客を呼ぶことができる可能性はある気がしてきます。

2メートルのイトウを釣りたい!みたいな人を呼ぶのは無理な話ですが、のんびりと過ごしてそこそこの魚を釣ることを重視する人達になら、喜んでもらえる魚は充分に北海道にも居ると思います。

 

 

ただ、問題なのは自然のスケールが小さ過ぎることでしょうか。
北海道は開発が進み、どこにでも車で行けてしまうような土地であり、ヘリコプターに乗らなければたどり着けないような「大自然の中でゆったりと過ごす」という雰囲気が出る場所は、ほとんどありません。

ですから、世界の釣り場に負けないだけの魚はいるものの、自然の規模という点では、かなり物足りないと言わざるを得ません。

それでも、逆に考えばそれだけアクセスが楽ということなのですから、お気楽な旅を楽しみたい人になら、満足してもらえる可能性はあるかもしれません。

 

 

私は、何度か海外の釣り人に北海道で釣れる魚の写真を沢山見せて、来てみないか?と誘ってみたことがあります。
日本なんて国でこんなに魚が釣れるのか⁉と驚かれることが多いですし、数人は来ることに興味を示してくれたこともあります。

ただ、費用の問題で諦めたり、コロナの影響で中止したりと、今のところ実現はしていないのですが、この調子ならいくらかの人は連れてこられそうな雰囲気はあります。

まあ、そうこう言っているうちに、温暖化の影響か北海道で釣れる魚も急激にショボくなってきている気もしますから、「来るなら急いで!」と言う必要があるかもしれませんね。