ランディングネットというものは、基本的には大きければ大きいほど魚を入れ易くなりますし、ランディングに成功する可能性が高くなります。
その一方で、ネットが大きいほど邪魔になりますし、魚を収めて写真を撮った時に、魚が小さく見えてしまいます。
ですから、ランディングに成功することだけを求めるなら、大き過ぎるくらいのネットを使えば良いですが、そうでないのならどこか適当なサイズで決めた方が良いでしょう。
このようにランディングネットのサイズについて考えた時に、トラウト系の釣りをするのに万能なサイズは、ネット部分の長辺が30センチくらいのものではないかと私は思います。
ネットの長辺が30センチあれば、当然30程度までのサイズの魚は余裕で入ります。
60センチくらいまでの魚も、落ち着いてネットインすれば入ります。
さらに、ネットの深さが充分にあれば、80センチの魚だって魚体を半分ほどまで入れて動きを封じられますので、なんとかランディングすることはできます。
このように、長辺が30センチのランディングネットは、頑張れば80センチ程度の魚までランディング可能であり、これ一つで渓流・本流・湖と全てのフィールドで対応可能でしょう。
そして、このサイズなら邪魔になるようなことはありませんし、あまり大きくない魚を入れて写真を撮っても魚が小さく見えにくいです。
このようなものなのですから、もしも一つだけランディングネットを買うなら、ネット部分の長辺が30センチ程度の物を選ぶと良いのではないでしょうか。
ただ一つ問題があり、このサイズはあまり売っていないのです。
渓流用は長辺が25センチ弱の物が多いですし、それより大きいものは40センチ以上ある物が多いです。
あまり製造されていないサイズのようですので、ネット部の長編が30センチ程度で手頃な価格の物を見つけたら、迷わずに買っておいた方が良いのかもしれませんね。
