釣りにゃんだろう

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サクラマスが大物だと思われていた時代。

ちょっと古いサクラマスをフライで釣る本を読んでいたら、気になることがありました。
それは、サクラマスが国内のフライの対象魚の中では大物だというような記述が目立つことです。

 

 

これは、今の時代から考えてみると、かなりおかしなことです。
今の時代の基準で考えてみれば、サクラマスは小物ではないかもしれませんが、せいぜい中型魚といったところではないでしょうか。

同じサケ科の魚でも、ニジマス、ブラウントラウト、アメマス、イトウなど、70~100センチ以上の魚が、当たり前に誰でも狙えるわけですから、サクラマスが大物だとは決して言えないと思います。

 

 

そう考えてみると、いかに当時の国内のフライフィッシングが、あまりに小さな限られた釣りしかていなかったの分かる気がします。

ほとんどの人が渓流で30センチ以下の魚を釣り、ちょっと湖でも釣る人がいるという程度だったのかもしれません。
大きな魚が釣りたかったら、あとは外国に行くしかないとい認識を持った人も多かったのではないでしょうか。

タックルや釣り場の選択肢が豊富で、誰でも大きな魚にチャレンジできるようになった現在は、当時と比べればかなり幸せな時代のかもしれませんね。