釣りにゃんだろう

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欧米では魚をランディングする時に、手掴みをしたがる人が多い謎。

日本のトラウトを釣る人は、魚が釣れた時にランディングネットを使って取り込む人が大多数だと思います。

しかし、YouTubeなどで欧米のフライフィッシングの動画なんかを見ていると、手で掴むという方法をとる人が結構多いことに気がつきます。
それから、私が今まで会ったヨーロッパの釣り人も、全員手掴みで魚をキャッチしていました。

どうして便利なネットを使わないのか?、私は昔から不思議でなりません。


手掴みは、不便で危険で魚にも良くない。

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ネットを使わないで素手で魚をキャッチするのは、当たり前の話ですが、ネットを使うよりも難しいはずです。
手元まで寄せてきた魚を何度も掴み損ねて、あたふたしているうちに逃げられるなんて様子が、動画などでもいくらでも見られます。

手元で走られて、ロッドの先端部だけが曲がってしまうと、ロッドが折れる危険があります。

それから、フックが二つ付いているルアーなどは、魚が暴れて手にフックが刺さる危険もあります。

こういった危険を全て解消してくれるのがランディングネットであり、正しく使うことができれば、ランディング時の失敗は大幅に減らすことができるはずです。

 

それから、魚を手で掴んでキャッチすると、どうしたって強めの力で魚を握らなくてはならないものでしょう。
これでは、いくら水中でキャッチして、そのままリリースしたとしても、魚には結構な負担がかかるのではないでしょうか。
魚体にもしっかり触れてしまうことになるので、魚が病気になる可能性も高そうです。

網目の小さなネットやラバーネットですくって水中でリリースする方が、ずっと魚へのダメージも少ないはずです。

 

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このように、より良いキャッチ&リリースという観点からも、手掴みよりもネットを使った方が安全なはずです。

欧米の方が、日本よりもキャッチ&リリースというものは昔から根付いていそうなものですが、それに良くない手掴みがずっと行われているのは、何とも不思議な話です。

もしかしたら、魚が釣れたら素手でキャッチするまでが、一つの釣りの形とでもいうような考え方が古くからあったのでしょうか?

そろそろ本人達に聞いてみようかとも思っているのですが、下手に聞くとネットを使わないことを責めているような意味で捉えられてしまう気がして、私はなかなか聞きだせないでいます。