海だろうと川だろうと湖だろうと、釣り場にはゴミが落ちていることが少なくありません。
流されてきたような物や自転車や家電など、釣り人以外が廃棄したらしき物もありますが、明らかに釣り人が犯人だ分かるような物も沢山あります。
ラインの固まり、ルアーやフックや仕掛けや餌のパッケージ、真新しいペットボトルなどが、釣り人以外が滅多に立ち入らないような場所によく落ちているわけですから、どう考えても犯人は釣り人のはずです。
これは、もちろん良いことではありませんし、釣り人はゴミを捨てることをやめるべきですが、ゴミを捨てるような一部の釣り人達は、このような当たり前のことさえ理解ができないほど知能が低い人間達のようですので、やめさせることは難しいでしょう。
やめさせることが難しいとなると、釣り場のゴミ問題を解決するには、後はゴミを捨てないタイプの釣り人が回収して帰るしか方法がないということになります。
同じ釣り人が捨てたゴミなのですから、釣り人がゴミを拾うというのは、しっかりと筋が通った話でもあると思います。
こんなことを言うくらいですから、私は釣り場に落ちているゴミを拾っています。
しかし、正直に答えれば、発見したゴミを全て拾っているわけではありません。
実際には、たまに拾っている程度でしかありません。
ラインなどは、グシャグシャに丸めてポケットなどに突っ込めば持って帰れますが、ペットボトルを何本も拾っていたら、荷物に収まらなくなり釣りができなくなってしまいます。
それから、どうしたって気持ちに余裕がなくて、ゴミを拾う気になれない時だってあります。
魚を釣りたくてわざわざ釣り場に来ているのですから、いつでも魚釣りそっちのけで、ゴミを拾い続けるような聖人にはなれないわけです。
本当なら毎回大きなゴミ袋を持っていき、それにどんどんゴミを詰めて、バッグにでもくくりつけて、背負って帰ってくれば良いのでしょうが、そこまでして釣りがしたいか？と考えてしまうと、どうしてもやる気が起きません。
それでも、常にゴミを拾わないまでも、気分が乗った時にゴミを拾うだけでも、確実にゴミは減っているわけですから、効果はゼロではないはずです。
そして、これを沢山の釣り人が行えば、塵も積もれば山となり、結構なゴミ回収効果がでるのではないでしょうか。
ですから、釣り人の皆さんには、常にゴミを拾いましょうとは言いません。
ちょっと気が向いた時だけでも、ゴミを拾ってみませんか？
一人一人がそういったことを心がけるだけでも、かなり釣り場のゴミは減らせると思うのですが、どうでしょうか？
