釣りにゃんだろう

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がっかり観光地とがっかり釣り場。

「がっかり観光地」というような言葉があります。
これは、映像や写真に惹かれて観光地に行ってみたら、実際にはショボくてがっかりしてしまうような場所のことを言います。

これと似たように「がっかり釣り場」というのも存在すると、私は思います。

 

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釣り雑誌やテレビ番組や動画などでは、「環境はショボいが魚は釣れる」なんて説明がされることはまずありません。
だいたいが「雄大な自然」というような言葉を易々と使い、釣り場の環境の良さをアピールすることがほとんどです。
そして、それに合わせてよく撮れた写真や映像が使われるわけです。

そういったものを見た、その場所に行ったことがない釣り人は、「いいなぁ。行ってみたいなぁ。」と思うこともあるかもしれません。

 

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しかし、実際に行ってみるとどうでしょうか。
特に国内では、どこにでもあるような平凡な海岸や川だったりすることが多いかもしれません。
見渡せる山は植林ばかりで自然の森ではなく、たまに足元にはゴミが落ちている、どこにでもある日本の風景でしかなく、がっかりしてしまうかもしれません。

これは、やはり近頃の写真や映像が機材の進化により大袈裟に撮られることが多く、それに読者や視聴者がダマされてしまうのが原因だと思います。

 

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近頃の写真や映像というものは、現実より綺麗で迫力があるようなことがほとんどです。
特にドローンを使った広角で彩度の高い映像は、かなり現実以上に雄大に美しく見えてしまうものです。
こういったものを使えば、近所のなんでもないような川でも、それなりの名所に見えてしまうのではないでしょうか。

ですから、釣りの場面においても、観光地と同じように写真や映像から受ける印象をそのまま信じてしまうと、行ってみてがっかりしてしまうことが沢山あると思います。

写真や映像は基本的にはウソだと思って、「実際の雰囲気は8割ダウン」くらいだと計算し、あまり釣り場の景色の雄大さや迫力には期待しない方が良いのかもしれませんね。