そろそろ子供達は夏休みに入るころでしょうか。
こういった時期になると、普段釣りをあまりしたことがないような人も、子供にせがまれて釣りにチャレンジしてみるなんてこともあるかもしれません。
特に近年はちょっとだけ世の中の釣りへの関心度が高まっているようですし、慣れない人が子供と釣りに行くことも多くなっているのではないでしょうか。
しかし、釣りというものは、大人でも結構命を落とすことがあるくらい危険なものですし、釣り場選びを間違えば、子供なんて簡単に帰らぬ人になってしまう可能性があります。
ですから、どこでも良いから適当に海や川に子供と釣りに行こうなどと、簡単には考えない方が良いでしょう。
まず、釣りに慣れていない人が海で子供と釣りをすることを考えた時に、防波堤や港や波消ブロックや磯といった、通常の海辺で釣りをするべきではないでしょう。
こういった場所は、子供が海に落ちやすいですし、救助するのも大変ですし、慣れない子供が釣りをするにはあまりに危険性が高過ぎます。
海で釣りをするなら、ちゃんと柵がある海釣り公園や海釣り施設といった場所にするべきでしょう。
こういった場所でも、100%安全なわけではありませんから、子供から目を離さず、ライフジャケットを着せる必要があります。
次に、川で釣りをすることを考えた時の場合ですが、これも通常の自然の川で釣りをするべきではないでしょうね。
世の中には、どうも海よりも川の危険性を甘く見ている人が多い気がしますが、川の流れは強烈ですし、子供なんかが落水すれば、ほぼ助からないと考えた方が良いでしょう。
川で子供と釣りをするなら、川を利用した管理釣り場やマス釣り場のような人工的に足場が整えられた危険が少ない場所にするべきです。
こういった場所なら、魚だってよく釣れるでしょうし、比較的安全に釣りを楽しむことができます。
以上のように考えてみますと、慣れていない人が子供と釣りに行くのなら、海でも川でも、ちゃんと管理された施設に行くの良いということになります。
それにしたって、水辺には危険がいっぱいありますし、絶対に安全だなんてことはあり得ません。
大人はしっかりと子供を見守って、みんなで生きて笑って家に帰れるように気を引き締めていきましょう。
