たまに、何をしたのかリールのドラグをゆるゆるにしたまま釣りをしていて、魚がヒットしたのにアワセが決まらず、魚をバラしてしまうという人がいます。
魚をバラしてしまうのには様々な原因があって、自分ではどうしようもないこともありますが、こればっかりは100%自分が悪い防げるミスでしょう。
サッカーでいったら、ゴールキーパーが直接自分のゴールにボールを投げ込んでしまったオウンゴールくらいの、完全なる自滅だと思います。
テレビ番組なんかでも、このミスを侵している釣り人を見かけますから、意外とこの仰天オウンゴールのようなことをしてしまう釣り人は多いのかもしれません。
まあ、人間なら誰でも、ついうっかりということがあるのでしょうが、もしも何度もこのミスを繰り返すのだったら、注意力が欠如しているとか、どこかに問題があるのではないでしょうか。
そういった人は、何か行動を変えないと、何度でも同じミスをしてしまうと思います。
自分が注意力に問題がある人間だと認めて、「キャストする前に、必ずドラグの絞め具合をを確かめる」という行動を習慣化するのが良いと思います。
人間には誰でも得意なことや不得意なことがありますし、不得意なことは工夫をして生活すれば乗り越えることもできます。
つまらないミスを繰り返して魚をバラさないためには、まずは自分の不得意なことを認めることから始めるべきだと思います。
私も、昔からかなりいい加減な性格で、うっかりミスの多い人間でしたが、注意深く釣りに取り組むようになってから、以前よりは物事を落ち着いて段取り良く処理できるようになった気がします。
魚を逃さないために、きちっと準備して釣りをすることに、リハビリのような効果があったのだと思います。
こんな効果もあるくらいなのですから、釣りをすることは何の役にも立たない無駄なことではないのかもしれませんね。
家族などに釣りに行くことを反対されるような場合には、「これは、不自由なく生活するためのリハビリなんだ。」と言ってしまうのはどうでしょうか。