エレキギターという楽器は、アンプという物に繋いで音を出すものなのですが、その接続にはシールドと呼ばれるコードが必要です。
楽器とアンプを繋ぐ大切なものですから、ここに良いものを使うと使わないとでは、結構音質が変わってくるそうです。
こういった性格の物なので、安いものなら1,000円ちょっとで買えるのですが、こだわっている人は何万円もするものを買います。
しかし、そういった物の中には、「あまりに値段が高いばかりで、その値段程の性能の差があるとは思えないような怪しいもの」があるそうで、そういった物は、分別のある人達からは「オカルトケーブル」と呼ばれ、ちょっとバカにされているそうです。
私は、このオカルトケーブルという言葉を聞いた時に、楽器の世界も釣り具の世界と似ているのかもなと思ってしまいました。
釣り具の世界にも、「あまりに値段が高いばかりで、その値段程の性能の差があるとは思えないような怪しいもの」が沢山あります。
特に大手のメーカーの物ではなく、ショップや小さな会社が売っているロッドやルアーなんかは、値段ばかり高くて、本当に魚がよく釣れるのかよく分からないような物が多い気がします。
ああいったものは、まさしく「オカルト釣り具」なんじゃないでしょうか。
そのショップなりメーカーなりの信者のような人は、お布施をするように喜んで高い物を買うものの、信者ではない人達は冷ややかな目で見ているという、まさに怪しいオカルト商法的なものと言えるのではないでしょうか。
これからは、そういった怪しい釣り具を見かけたら「オカルト釣り具」または「オカルトタックル」などと呼んでいこうかと、私は思っています。
なかなかぴったりなネーミングだと思いますから、是非皆さんもこの言葉を使ってみてはいかがでしょうか。