たまに、川に二人や三人で釣りに来ている人達を見かけますが、あれってかなり不自由じゃないでしょうかね。
小さな川で釣り上がるにしても、大きな川で釣り下るにしても、相手の動くペースを気にしながら、一定の距離を保たなくてはなりませんし、とにかく窮屈な釣りになるはずです。

先行する人は、後の人のためにポイントを残すくらいの気遣いが必要でしょうし、後行する人は、先行者とは違ったアプローチをしたり、工夫をしなくてはなりません。
一日中、自分以外の釣り人が近くに居るということは、一人で釣りに来たのと違い、自分の釣りを好きなだけ自由にすることは絶対にできないわけで、魚もあまり釣れず、消化不良な釣りになるに違いありません。
複数人で釣りに来ても、離れた場所で車を降りて、全く違うポイントで釣りをすれば良いかもしれませんが、ゾロゾロと同じ場所から川に入ってきたのでは、その時点で一人で釣りに来た時よりは、釣果は期待できなくなっているものでしょう。

このように、川釣りというものは、そもそもが一人で釣りをする人向けのものだと思います。
これが湖なら、横に何人も並んで釣りをしても、それほど影響はないはずですから、グループで釣りに行きたいなら、川ではなく湖に行くべきなのではないでしょうか。
川に一人で釣りに来ない時点で、その日はもう捨てているようなものですし、少しでも魚を釣る気があるのなら、仲間や友人と釣りに行くべきではないでしょう。