私は、ちょっと前にAmazonで買った4000円台のフライロッドを使っていたことがありましたが、何の問題もなく魚は釣れたものでした。
結構大きなニジマスとか、まあまあサイズのイトウなんかも釣れましたし、どこか不便だと思うような点も無く、充分に使えるものでした。
近頃はフライロッドというと10万円以上する物も珍しくないですが、そういった物を使っている人でも、もっと小さな魚しか釣ったことがない人は居るのではないでしょうか。
こういった事実を見てみると、釣りは道具の値段で決まるものではないのだということが、よく分かると思います。
高い道具を使っているから魚がよく釣れるわけでもなく、高い道具を使っているから偉いわけでもないでしょう。
それどころか、高い道具を使っているのに、ろくに魚が釣れなかったら、恥ずかしくなってこないでしょうかね。
私だったら、「このロッドがどうのこうの」とか言って高い物を使っているのに釣れなかったら、逃げ出したくなるくらい恥ずかしくなりますよ。
魚なんて、道具の高い安いに関係なく、釣れる時は釣れますし、釣れない時は釣れないものでしょう。
それなのに、あれこれと説明しながら釣り具にこだわるのは、恥ずかしいことだと思うのですが。
別にお金に余裕があるのなら、好きなだけ高い道具を使えば良いと思いますが、そこであれこれ語ってしまったら、途端にカッコ悪くなってしまうでしょう。
「道具なんてなんでもいいんだけど、私はお金なんて売るほど持っているから、とりあえず高い物を買ってみた」くらいのスタンスで、こだわり過ぎない方が自然でカッコ良いんじゃないでしょうかね。
一番カッコ悪いのは、お金を持っていないのに、無理をして高い道具を買ってしまう人でしょう。
どうでもいい物に、なけなしのお金を注ぎ込んでしまう姿は、詐欺に遭った人のように哀れですし、こういうことだけは釣り人としてやってはいけないと思います。
