数年前にラパラからスキャッターラップシリーズというものが発売されました。
これはちょっとリップに特徴があり、真っ直ぐ泳がないルアーなのです。
その威力について、今回は考えてみたいと思います。
スキャッターラップの仕組み。
スキャッターラップシリーズのルアーは、リップの形を工夫したことにより真っ直ぐには泳いでこないということになっています。
時おり左右にコースを僅かに逸れるような動きをするそうです。
ラパラがなぜ、わざわざこのようなルアーを開発したかというと、この方が逃げ惑う小魚の動きに近く、より釣果が期待できるからだそうです。
スキャッターラップの効果は?
確かにルアーというものは、不規則な動きをした瞬間に魚が食いつくということも多いですから、このスキャッターラップにも効果はあるのかもしれません。
ただ、これで劇的に魚が釣れるかと考えたら、ちょっと微妙ではないかと、私は思います。
それでも、以前モンゴルで釣りをしていたら、川を歩いて渡って釣りを始めた、その日の第1投目にスキャッターラップミノーを投げた人がいて、一瞬で1メートルの魚が釣れてしまいました。
私なんかは、まだラインを結びつつ準備をしている段階だったので、スキャッターラップのあまりの仕事の早さには、びっくりしてしまいました。
結構大きな魚だったので、かなりの力がかかり、スキャッターラップミノーはたった一回のキャストで、お尻の方から割れて壊れてしまっていました。
それでも、完璧に役目は全うしたはずですので、まあ問題ないでしょう。
今頃、釣った人のお家で、記念に飾られているかもしれませんね。
このように、正直他のルアーでも釣れた状況かもしれませんが、スキャッターラップが仕事をした場面を目の当たりにしているので、私はこのシリーズのルアーを信じることにしています。
そのわりには、私は未だにスキャッターラップで一匹も魚を釣ったことがないのですが…