釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

ミッチェル 300

ミッチェル 300は、フランスのリールメーカー「mitchell」から1948年に発売され、2001年まで製造され続けた、スピニングリール界のレジェンドと呼んでも良い超長寿リールです。これだけ長い期間製造され続けたのは、このリールが魚を釣るための基本的な機能…

「fimoがつぶれそうらしい」

「fimoがヤバイらしい」「fimoがなくなりそうらしい」などという話題が、よく耳に入ってくるが、そもそもfimoというものが一体何なのかを、私は知りません。今回は、fimoが何なのかを調べてみるのと同時に、今後の日本の釣り業界の希望的観測をしてみようと…

忠さんのスプーン バイト

ストーリーのあるルアーが好きだ。会社で「開発」という言葉が似合う最近のルアーよりも、人が手を使い試行錯誤をして生み出し、その人の人生が詰まっているようなルアーを使いたいと思う。釣りとは、本来そういったとても心情的なものだと思う。 例えば、ラ…

「釣りは、準備をしている時が一番楽しい」

「釣りは、準備をしている時が一番楽しい」などと、言われることがある。「分かる、分かる」と頷く人も、多いのではないだろうか。この表現には、少しの自虐的な意味合いと、寂しさとやるせなさが詰まっていて、なんとも上手く釣り人の心情を表している。ここで…

オールドスピニングリールのストッパーのカリカリ音対策

スピニングリールの逆転ストッパーがサイレントになったのは、1980年代からでしょうか。それ以前の古いリールは、逆転ストッパーをオンにして巻くと、カリカリ、カチカチと音がします。今回は、この音にどう対処したらいいか、考えてみたいと思います。 昔は…

釣りの帰り道。

二週間ぶりに山を下りて、バスと電車をを乗り継ぎ、それから40分ほど汗をかきながら坂道を登ると、久しぶりにベッドのある寝場所に辿り着いた。モンゴル風の質素な観光施設なのだが、素泊まりでゲルを安く宿泊に貸し出していた。その年の春は、モンゴルに…

アブ カーディナル 66

アブ社はスウェーデンの会社で、堅実なものづくりで、かつては名品リールをいくつも世に送り出してきました。80年代には、アブ・ガルシアと社名を変更、現在ではアメリカのピュアフィッシングの傘下にあります。カーディナル66は、そんなアブ社が1965年から…

アブ オールドリールの巻き取り速度 (カーディナル、アンバサダー等)

オールドリールをあまり使用したことがない人が使った時に一番戸惑うのは、巻き取り速度の違いではないでしょうか。現代のリールよりギア比が低いものが多く、釣りの調子が狂ってしまうこともあります。 しかし、巻き取り速度を把握していれば、それを意識し…

アブ カーディナル44

アブ社はスウェーデンの会社であり、堅実なものづくりで、かつては名品リールをいくつも世に送り出してきました。80年代には、アブ・ガルシアと社名を変更。現在では、アメリカのピュアフィッシングの傘下にあります。カーディナル44は、そんなアブ社が1969…

人生で一番魚を釣った場所。

人生で一番たくさんの魚を釣った場所はどこか?少し考えてみることにした。 おそらく一番多くの数の魚を釣った場所は、「とびだせ どうぶつの森」だろう。僕は、ゲームを基本的にはしないのだが、当時仲の良かった女の子が、熱心にこのゲームに打ち込んでい…

日本人の釣りは伊達じゃない??

ある年、ある場所。6月の夕方のこと。「日本人はどうだった?」 毎日、キャンプの運営を取り仕切っているモンゴル人のおじさんが、一日の釣りを終えて帰ってきたガイドにそう聞いて、僕の釣果を確認する。 他のヨーロッパの人々にはあまり釣れず、僕が釣れ…

salsa サイダー

彼女は現れなかった。空がぼんやり明るんできても。 「駅の近くの赤い橋のところで。夕方の6時頃に」そう約束したのは、おとといの夜。 走行距離17万キロオーバーの、車体を軋ませて走る銀色の軽自動車を、深紅の橋のたもとに停めて、彼女がよろよろと歩いて…