釣りにゃんだろう

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釣りは若者には向かない?

近頃の若い人達の中には、動画やドラマなどを2倍速で見たり、音楽をサビだけ聴くために途中を飛ばしたりする人がいるらしいです。

いつでもどこでも、気軽に求めるものにアクセスすることができる世の中になった結果、「楽しみを待てない世代」というものが生まれたようです。

 

しかし、この傾向は若者だけに見られるわけではなく、世の中の全体的にそういった「待てない人達」が増えている気がしてなりません。

どんなことでもスマホ一つですぐに答えが出て解決するのが当たり前とでも思っているような人達が街には溢れていますし、若者だけでなく人間そのものが待てない生き物に変わってしまったのかもしれません。

そう考えてみると、現代において釣りが好きな人というものは、かなりの変わり者なのかもしれませんね。

 

釣りなんて、いくらやっても答えや結果が出ず、楽しみを永遠に待ち続けるようなことばかりで、なんとも効率が悪い趣味なのですから。

特に大半の若者達にとっては、釣りなんて苦痛でしかないのではないでしょうか。
スマホで調べた通りに道具を揃え、動画で見た通りに釣りをしてみたところで、ろくに魚が釣れないなんてことが当たり前なのですから、こんなにヒドイ経験ができるものは、今時滅多にないくらいかもしれません。

 

それでも楽しいと思ったり、続けてみようと思う人は、やはりちょっと変わっていると思いますし、時代の流れに流されきっていない稀有な人なのかもしれません。

こう考えてみると、今釣りをしている若者達というものは、時流に流さずインスタントではない楽しみを知る、かなり凄い人達なのかもしれないですね。