釣りにゃんだろう

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平成生まれの釣り人が知らなさそうなこと。シーバス釣りのラインシステム。

釣りの方法というものは、時代の流れと共に結構変わるもので、ちょっと前には当たり前のものだったのに今では見かけないようなものが沢山あります。

近頃の若者と呼ばれる人達は平成生まれなわけですから、90年代に行われていたことなんかでも、見たことも聞いたこともないことが沢山あるのではないでしょうか。

 

私が、これは若者は知らなさそうだなぁと思うことに、ちょっと昔のシーバス釣りなどのソルトルアーで使われていたラインシステムがあります。

今の若者は、釣りを始めた時から当たり前のようにPEラインを使い、そこにリーダーを結んで釣りをしているのでしょうが、こうなったのは実はつい最近の話です。
「そんなことは当たり前だろ!」と思う人は、私と同じオジサンか老人です。
今時の若者は、PEラインがつい最近使用されだしたものだとは知らないはずです。

 

それでは、昔はどうしていたのかと言うと、シーバスを釣る時にはナイロン3号程度をメインラインとして、それをビミニツイストや三つ編みでダブルラインにし、それをオルブライトノットでリーダーに結ぶという方法がメジャーでした。
今の時代のラインシステムも、ノットによってはリーダーの結束がちょっとはめんどくさいこともありますが、それよりもかなりめんどくさいシステムを組んでいたのです。

 

今になって考えてみれば、なんでシーバスごときを釣るのに、こんなめんどくさいことをしていたのでしょうか。
余程の大物か根ズレの激しい磯などでもない限り、リーダーなしの直結でも充分に釣れた気がします。

しかし、当時はダブルラインにしてリーダーを付けるという方法が定番化していて、あらゆる本などで紹介されていましたから、真面目にラインシステムを組んでいる人が多かったです。

 

私も当時は子供で、今とは違い本や雑誌の解説を信じやすかったですから、めんどうな時はダブルラインを作るのをスパイダーヒッチにするなどはしても、ちゃんとダブルライン+リーダーというシステムを組んでいたものです。

こう考えてみると、釣り人というものは、昔から釣りメディアに影響されやすく、本当に自分の釣りに必要なことか見極める力が乏しかったのかもしれません。
釣り方は時代の流れと共に変わりましたが、横並びで同じようなことをしたがるところは、ずっと変わらず受け継がれてきたのでしょうかね。