近頃、町を歩いている人や電車に乗っている人の大半が、スマホの画面を見つめています。
動画を見ているのか、ゲームでもやっているのか、ニュースでも読んでいるのか、よく知りませんが、冷静に見てみると実に異常で不気味な光景です。
そんなスマホばかりいじっている人が、最近ではなんと釣り場にも居ることがあるのは、これまた異常な現象だと思わざるをえません。
皆さんも見たことがあるのではないでしょうか。
ちょこちょことスマホを取り出しては、画面を見てばかりいる釣り人を。
あれは一体何をしているんでしょうかね?
魚が釣れないから暇で、誰かとLINEでもしているのでしょうか。
それともTwitterか何かで、他人の釣果でも調べているのでしょうか。
何にしても、魚が釣りたいのなら、とにかく無駄な行動でしょう。
スマホを見ていたって魚は釣れないのですから、仕事の用事でもなければ、LINEやメールなんてする暇はないはずです。
そんな暇があるなら、釣れる方法を考えたり、移動でもした方が良いはずです。
また、釣りをしている人全てが、その人が見られるSNSの中に存在しているわけではないのですから、ネット上の情報は釣果などの情報源としては弱すぎるもののはずです。
そんなものを気にするのなら、自分の目で今目の前の釣り場で何が起きているのか確かめ、そこから対策などを考えるべきでしょう。
潮や天気を調べている人もいるのかもしれませんが、そんなことは釣りをする前に調べてくるべきことであって、急な天候の変化でもなければ、釣りを始めてから調べる必要はないはずです。
こうして考えてみれば、釣り場でスマホを見ているような人というのは、魚を釣るため
の基本的な行動ができていない人であり、もしかしたらあまり釣れない人の典型なのかもしれません。
釣りに行くのなら、スマホは電源でも切って車か家にでも置いてくるくらいの方が、ずっと集中して良い釣りができるのではないでしょうか。
携帯電話がないと緊急時の連絡などで困る気もしますが、そもそも釣りをしていて困ったからといって、他人に迷惑をかけるべきではないでしょう。
死ぬか自力で帰ってくれば良いだけの話で、それなら携帯電話は要らないはずです。
これくらいの覚悟がないのなら、危険な場所に釣りにいくべきではないはずです。
まあ、実際には家族や仕事との兼ね合いで、スマホを完全に手離して釣りをするのは難しい人が多いにしても、魚が釣りたいのなら、スマホばかりいじっているべきではないのではないでしょうか。
ちなみに私は、だいたいの場合は携帯電話は車の中にポイッと投げ捨てて一日中釣りをしているので、時々連絡がとれなくて困る人もいるみたいです。
でもまあ、これは仕方ないことでしょうね。
魚釣りが最優先なのですから。
多少の人間との信頼関係は犠牲にしてでも、魚との出会いをとるべきだと考えていますから。