釣りにゃんだろう

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ネイティブトラウトばかり釣っている人が、管理釣り場に行くとどうなるか。

私は、釣りというと、だいたいルアーで天然のトラウトというものを釣っています。
釣りの世界では、こういった釣りは、ネイティブトラウトなどと呼ばれているようです。

そんな私でも、ごく稀に管理釣り場に行くことはあるのですが、なかなか悲惨なことになります。


タックル選びで失敗。

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まず釣りをする前に、タックルを選ぶわけですが、
この時点でもう失敗しがちです。

日頃は14ポンドくらいのナイロンラインで、いくらでも小さい魚が釣れている経験をしているので、「管理釣り場でもそんなに細いラインじゃなくても釣れるんじゃないかな?ちまちま細いラインを結ぶのは面倒くさいし」と思って、8ポンドくらいのラインでやってみたりします。

全く釣れないわけではないですが、やはり明らかに魚が釣れにくい気がします。
そこで仕方なく、4ポンドくらいのラインに替えると、確かに魚がよく釣れます。
「やっぱり、皆さん細いラインを使っているのには、それなりの理由があるのですね」と、勉強させられることになります。

 

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それから、ロッド選びでも失敗しがちです。
「大きい魚も居るんだから、これくらいのロッドでいいだろう」と、普段の釣りの基準からミディアムライトアクションくらいのロッドを持っていくと、信じられないくらいバラシを連発してしまいます。

同じようなバーブレスフックで、同じくらいのサイズ魚を自然の川や湖で釣っても、こんなにバレることはないのに、なんとも不思議なものです。

管理釣り場専用設計のロッドとはいかなくても、やはりウルトラライトのロッドで釣った方が、バレも少なくて無難なようです。


アタリはあるのに、釣れないな。

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タックルをそれなりのものにして釣りをしてみても、あまり魚が釣れないことも少なくありません。

周囲の人の中には、一分に一匹くらいのペースで釣っている人もいるのに、私には一時間に一匹くらいしか魚は釣れません。

結構、アタリはあるのですが、フッキングしないことが沢山あります。

これは、アタリのとり方やフッキングの仕方が、管理釣り場的ではないためでしょう。

釣りまくっている人を見てみると、ラインをリールから直線的に伸ばし、ラインの動きでアタリをとりアワセたりしています。
私は、川や湖で釣りをするように、ロッドの先端でラインに角度をつけてルアーをリトリーブしてきて、手元に感じるアタリばかりとっています。

 

やはり、このような釣り方では、気づかないアタリやフッキングできないアタリが、魚の食いが浅い管理釣り場ではいっぱいあるのでしょうか。

試しにちょっと真似をしてみると、確かに手元には伝わってこなくても、ラインが一瞬弛むようなアタリが結構あります。
こういったアタリをアワセられるようになれば、もう少し釣れるんだろうな、とまた一つ勉強になりました。

 

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以上のように、ネイティブトラウトばかり釣っている人が、管理釣り場に行くと、数々の困難が待ち受けていて、思うように魚は釣れないかもしれません。

それじゃあ、私もしっかり管理釣り場的な釣り方を習得しようかと思うかというと、そういう気持ちにもなれないのです。

 

ああいった釣り方は神経を使いますし、疲れるものでしょう。
疲れるようなことをしてまで、一分に一匹なんてペースで魚を釣り続けたいとは思えないのです。
私は、一時間に一匹釣れるくらいで十分ですし、どうしても釣りたい魚が居るわけでもありません。

ですから、管理釣り場で私のようにあまり釣れていないような人がいても、「かわいそうに」とは思わないでいただきたいです。
それで満足している釣り人もいるのですから。